大切な愛車を雨や紫外線、鳥のフンから守ってくれるのがカーポートです。ガレージほどの費用はかからず、比較的手軽に設置できる外構リフォームとして人気が高いです。
この記事では、カーポート設置にかかる費用相場を台数別・素材別に解説します。おすすめのメーカーや失敗しない選び方のポイントも紹介しているので、カーポートの設置を検討中の方はぜひ参考にしてください。

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カーポート設置の費用相場【台数別】
カーポートの費用は、本体価格+工事費を合わせて1台用で15万〜50万円、2台用で30万〜80万円程度が一般的な相場です。
1台用カーポート
- 本体価格の目安:8万〜20万円
- 工事費の目安:5万〜10万円(基礎工事・組み立て・廃材処分を含む)
- 総額の目安:15万〜30万円
スタンダードなポリカーボネート屋根のモデルであれば、20万円前後で設置できるケースが多いです。
なお、カーポート本体は通販でも取り扱いがあります。業者の見積もりが妥当かどうかを判断する材料として、本体だけの相場を先に見ておくのもひとつの方法です。
2台用カーポート
- 本体価格の目安:20万〜50万円
- 工事費の目安:10万〜20万円
- 総額の目安:30万〜80万円
2台用は「ワイドタイプ(1本柱が中央)」と「横並びタイプ(独立2棟)」があり、ワイドタイプのほうが一般的にコストを抑えやすいです。
3台用カーポート
- 総額の目安:60万〜150万円以上
3台用になると、折板屋根(金属製の頑丈な屋根)を採用するケースが多く、100万円を超えることも珍しくありません。敷地の形状によってはオーダーメイドになり、さらに費用が上がることもあります。
カーポートの費用は、メーカー希望小売価格から30〜50%程度の値引きが入るのが一般的です。ネット通販系の外構業者はさらに安いことも多いので、複数の見積もりを取って比較しましょう。
カーポートの屋根材と費用の違い
ポリカーボネート
もっとも一般的な屋根材です。透光性があり明るい印象で、紫外線カット機能を持つタイプもあります。軽量で施工がしやすいため、費用を抑えやすいです。
折板(スチール折板)
金属製の頑丈な屋根材です。積雪や強風に強く、耐久性が高いのが特徴です。ただし遮光性が高いため、カーポート下が暗くなります。費用はポリカーボネートの1.5〜2倍程度です。
アルミ製屋根
サビに強く、メンテナンスがほぼ不要です。デザイン性も高いですが、最も高価な選択肢になります。
おすすめのカーポートメーカー
LIXIL(リクシル)
「フーゴ」「ネスカ」「カーポートSC」などの人気シリーズを展開しています。特に「カーポートSC」はアルミ屋根のスタイリッシュなデザインで、住宅との調和を重視する方に人気です。価格帯も幅広く選びやすいです。
YKK AP
「エフルージュ」シリーズが主力です。シンプルで洗練されたデザインが特徴です。耐風圧・耐積雪性能にも優れたモデルを揃えています。
三協アルミ
「カムフィエース」「M.シェードII」などを展開しています。コストパフォーマンスの高い製品が多く、予算を抑えたい方にもおすすめです。耐雪・耐風モデルも充実しています。

カーポートを選ぶときのポイント
柱の位置と形状
カーポートの柱の位置は、車の乗り降りのしやすさに直結します。
- 片側支持(片流れ):片側にだけ柱があるタイプ。乗り降りがしやすいが、耐風圧・耐雪性能はやや低い
- 両側支持:両側に柱があるタイプ。安定感があり、積雪地域に向いている。ただし乗り降り時に柱が邪魔になることも
- 後方支持:柱が後方だけにあるタイプ。開放感が魅力だが、価格は高め
耐雪・耐風性能
お住まいの地域の気候条件に合わせた性能を選ぶことが大切です。
- 一般地域:耐積雪20cm、耐風圧38m/s程度で十分
- 積雪地域:耐積雪50cm〜100cm以上のモデルを選ぶ
- 台風常襲地域:耐風圧46m/s以上のモデルが安心
カーポートの費用を抑えるコツ
- 外構専門業者に直接依頼する:ハウスメーカー経由より20〜30%程度安くなることが多い
- ネット通販系の外構業者を利用する:メーカー希望小売価格の40〜60%オフで購入できることもある
- 駐車場コンクリートなど他の外構工事とまとめる:重機回送費や出張費を分散でき、トータルでお得になりやすい
- 型落ちモデルを選ぶ:メーカーのモデルチェンジ後は旧モデルが値下がりするため、機能的に問題なければ型落ちを狙うのも賢い選択だ
サイズの選び方
車のサイズに合わせて適切な間口(幅)と奥行を選びましょう。
- 軽自動車:間口2.4m〜、奥行4.3m〜
- 普通車:間口2.7m〜、奥行5.0m〜
- ミニバン・SUV:間口2.8m〜、奥行5.5m〜
ドアの開閉スペースを考慮して、車幅より左右60cm〜80cm程度の余裕があると使いやすいです。
カーポート設置の注意点
建築確認申請が必要な場合がある
カーポートは建築基準法上の「建築物」に該当するため、10㎡を超える場合は原則として建築確認申請が必要になります。建ぺい率にも影響するので、施工業者に確認してもらいましょう。
隣地境界線からの距離
民法では建物を隣地境界線から50cm以上離すことが求められています。カーポートも建築物に含まれるため、この規定が適用される可能性があります。トラブルを避けるため、設置前に隣家への説明も行うと安心です。近隣との良好な関係を保つためにも、工事前の挨拶は欠かさないようにしましょう。
カーポートの柱が邪魔で車のドアが開けにくい、車の出し入れがしにくいというトラブルは意外と多いです。設置前にカーポートの柱の位置と車の動線をシミュレーションしておきましょう。

Q&Aコーナー
Q. カーポートの設置にかかる日数は?
1台用で1〜2日、2台用で2〜3日が一般的な工期です。ただし、基礎のコンクリートが固まるまでに2〜3日かかるため、使用開始は工事完了から3〜4日後になることが多いです。
Q. カーポートがあると固定資産税は上がる?
一般的なカーポート(柱と屋根だけの構造)は、固定資産税の課税対象にはなりません。ただし、壁で3方向以上を囲ったガレージタイプは「建物」として課税対象になる可能性があります。
Q. 既存のカーポートの撤去費用は?
既存カーポートの撤去費用は、1台用で3万〜5万円、2台用で5万〜10万円程度が目安です。基礎の撤去まで含めるとさらに費用がかかることもあります。新しいカーポートの設置と同時に依頼すると、撤去費用をサービスしてくれる業者もあります。
Q. カーポートとガレージの違いは?どちらがいい?
カーポートは柱と屋根だけの開放的な構造で、ガレージは壁と屋根で四方を囲んだ建物です。ガレージのほうが防犯性・防雨性に優れますが、費用は100万〜300万円以上と高額で、建築確認申請も必要になります。カーポートは費用を抑えつつ雨や紫外線から車を守れるため、コストパフォーマンスを重視する方におすすめです。セキュリティが心配なら、カーポートにサイドパネルや防犯カメラを追加する方法もあります。
防犯カメラは後付けできる屋外用の製品が多く、カーポートの柱や外壁に取り付けている家庭もあります。ガレージ化まで踏み切らずに防犯面だけ補いたいときの選択肢です。
Q. 電気自動車(EV)の充電設備とカーポートは同時に設置できる?
カーポートの設置と同時にEV充電用のコンセント(200V)を設置することは可能です。カーポートの柱に充電用コンセントボックスを取り付けるケースが多いです。EV充電コンセントの設置費用は3万〜10万円程度(配線距離による)で、カーポート工事とまとめて依頼すれば効率的に施工できます。太陽光パネル付きカーポートも登場しており、環境にやさしいEVライフを実現できます。
カーポート設置の施工事例
事例1:新築外構に1台用カーポートを設置
新築の外構工事の一環として、三協アルミのカムフィエース(ポリカーボネート屋根、片側支持)を設置するケースです。駐車場のコンクリート工事と同時に施工すれば、基礎工事費を節約できます。費用の目安はカーポート約18万円、コンクリート工事と合わせて総額約45万円です。工期は基礎養生期間を含めて5日間程度です。
事例2:2台用ワイドカーポートでミニバン2台を保護
ミニバン2台を停めるため、LIXILのフーゴF 2台用(54-50型:間口5.4m×奥行5.0m、ポリカーボネート屋根)を設置するケースです。柱の位置によってドアの開け閉めや乗り降りのしやすさが変わるため、車の停め方に合わせて柱の位置を確認しておくと安心です。費用は本体+工事費で約55万円、工期は3日間程度が目安です。雨の日の乗り降りが楽になるのもメリットです。
事例3:積雪地域に耐雪カーポートを設置
東北地方などの積雪地域で、積雪対策のためにスチール折板屋根の2台用カーポート(耐積雪100cm)を設置するケースです。ポリカーボネート屋根と比べると価格は高めですが、大雪でも安心して車を停めやすくなります。費用は約85万円、工期は4日間程度が目安です。冬の雪かきの手間が減り、車の凍結も防ぎやすくなります。
まとめ
カーポートの設置費用は、1台用で15万〜30万円、2台用で30万〜80万円が目安です。屋根材や柱の形状、耐雪・耐風性能によって金額は変わるので、お住まいの地域の気候条件と予算に合わせて選びましょう。
カーポートがあると雨の日の乗り降りが快適になるだけでなく、車の塗装劣化や紫外線による内装の色あせを防いでくれるため、車の価値を長く保つことにもつながります。また、冬場は霜や凍結の防止にも効果があるので、寒冷地では特に重宝します。設置にあたっては建ぺい率や隣地境界線との距離にも注意が必要なので、外構専門業者に相談して法規面も含めたアドバイスをもらうと安心です。複数の業者から見積もりを取って比較し、費用だけでなく施工実績やアフターサービスも含めて総合的に判断するのがおすすめです。
参考リンク:外構で叶える快適ライフ|カーポートの費用相場を徹底解説 ガーデンプラス|カーポートの費用相場と選び方ガイド 生活堂|カーポート設置費用の相場・価格帯
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