お風呂のリフォームを考えたとき、「在来工法とユニットバスってどう違うの?」「費用はどっちが高いの?」と迷う方はとても多いです。在来工法は自由度が高く、ユニットバスは施工が安定しやすいという特徴がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
この記事では、在来工法とユニットバスの違いを費用・工期・メンテナンスの観点から徹底比較します。在来工法の浴室からユニットバスへの変更を検討中の方にも役立つ内容です。

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在来工法とユニットバスの基本的な違い
在来工法とは
在来工法は、防水処理を施した床や壁の上にタイルやモルタルを貼って作る、昔ながらの浴室構造です。一から現場で作るため、サイズや素材の自由度が高いのが特徴です。築20年以上の古い住宅では在来工法のお風呂がまだ多く残っています。
ユニットバスとは
ユニットバス(システムバス)は、工場であらかじめ製造されたパーツ(壁・床・天井・浴槽)を現場で組み立てる方式です。現在の新築住宅のほとんどがユニットバスを採用しています。防水性・断熱性に優れ、施工品質が安定しているのが大きな特徴です。
見た目での見分け方
在来工法の浴室はタイル張りの壁や床が特徴的で、浴室と脱衣所の間に段差があることが多いです。ユニットバスは壁や床がパネルで覆われており、継ぎ目が少なくフラットな印象です。
費用の比較
リフォーム費用はユニットバスのほうが安く済むケースが多いです。在来工法は現場施工のため、職人の手間賃が多くかかります。
在来工法からユニットバスへのリフォーム
- 費用相場:65万〜150万円
- 工期:4〜8日間
- 解体・撤去費用が含まれるため、ユニットバス同士の交換より高い
- 下地の状態が悪い場合は追加費用が発生する
ユニットバスからユニットバスへのリフォーム
- 費用相場:50万〜130万円
- 工期:3〜5日間
- 既存のユニットバスの解体が比較的容易
- 配管の位置を大きく変えなければスムーズに施工できる
在来工法で浴室を再構築するリフォーム
- 費用相場:80万〜200万円以上
- 工期:2〜3週間
- タイルや石材など高級素材を使えるがコストは高い
- 防水工事、左官工事、タイル工事など多工程が必要

メリット・デメリットの比較
在来工法のメリット
- サイズや形状を自由に設計できる
- タイル・石材・木材など素材の選択肢が広い
- 変形スペースや狭小スペースにも対応できる
- デザインにこだわった個性的な浴室を作れる
在来工法のデメリット
- 防水性能が経年劣化しやすい
- タイルの目地にカビが生えやすい
- 施工期間が長く費用も高い
- 断熱性が低く冬場は寒くなりやすい
- 水漏れやシロアリ被害のリスクがある
ユニットバスのメリット
- 防水性能が高く水漏れリスクが低い
- 断熱性に優れ冬でも温かい
- 掃除がしやすい(目地が少ない)
- 施工品質が安定している
- 工期が短い
ユニットバスのデメリット
- 既製サイズからの選択になる
- 在来工法ほどのデザイン自由度がない
- 浴室スペースに合うサイズがない場合がある
- 搬入経路が確保できないと設置できないことがある
在来工法からユニットバスへ変更する際の注意点
下地の状態を確認する
在来工法の浴室は、長年の使用で床下や壁の内部に水が浸入していることがあります。解体時に土台や柱の腐食、シロアリ被害が見つかるケースもあり、その場合は補修費用が追加で発生します。
サイズの確認
在来工法の浴室は、規格外のサイズであることが少なくありません。ユニットバスは1216(0.75坪)、1616(1坪)、1624(1.25坪)などの規格サイズで作られているため、現在の浴室スペースに合うサイズがあるか事前に確認が必要です。
配管の位置変更
在来工法とユニットバスでは給排水管の接続位置が異なることがあります。配管の位置変更が必要な場合は、追加の工事費がかかります。

どちらを選ぶべきか?判断基準
ユニットバスがおすすめなのはこんな方
- 費用をできるだけ抑えたい
- 掃除の手間を減らしたい
- 断熱性・防水性を重視する
- 工期を短くしたい
- メンテナンスの手間を最小限にしたい
在来工法がおすすめなのはこんな方
- デザインにとことんこだわりたい
- ヒノキ風呂や石造りなど個性的な浴室を作りたい
- 変形スペースでユニットバスの規格に合わない
- 予算に余裕がある
よくある質問(Q&A)
Q. 在来工法の浴室をリフォームせずに補修で済ませられる?
タイルのひび割れや目地の劣化など、軽微な不具合であれば部分補修で対応できます。ただし、水漏れが発生している場合や構造体に腐食が見られる場合は、ユニットバスへの全面改修をおすすめします。
Q. ユニットバスのグレードで費用はどれくらい変わる?
ユニットバスはグレードによって本体価格が大きく異なります。エントリーモデルは30万円前後から、ハイグレードモデルは100万円以上するものもあります。浴槽の素材(FRP・人造大理石)やオプション(浴室乾燥機・ミストサウナなど)によっても変わります。
Q. マンションで在来工法からユニットバスに変更できる?
構造上の制約はありますが、多くのマンションで変更は可能です。ただし、管理規約で工事に制限がある場合もあるので、事前に管理組合への確認が必要です。また、搬入経路の確保も確認しておきましょう。
Q. 在来工法の浴室はどれくらいもつ?
適切にメンテナンスされていれば30年程度は使えますが、防水性能は15年程度で劣化し始めることが多いです。タイルの剥がれや目地のカビ、水漏れなどの兆候が見られたら、早めにリフォームを検討しましょう。
Q. ユニットバスに変更するとお風呂が狭くなるって本当?
在来工法からユニットバスに変更する場合、壁の厚みの関係で内寸が若干小さくなることがあります。ただし、最新のユニットバスは壁を薄くする技術が進んでおり、在来工法とほぼ同等のスペースを確保できるモデルも増えています。リフォーム会社に現地調査を依頼して、どのサイズのユニットバスが入るか確認してもらいましょう。
Q. 在来工法の浴室でもヒートショック対策はできる?
在来工法の浴室でも、浴室暖房乾燥機を設置すればヒートショック対策は可能です。ただし、在来工法は断熱性が低いため、暖房の効きがユニットバスに比べて劣ります。断熱性を根本的に改善したい場合は、ユニットバスへの変更を検討するのがおすすめです。壁や天井に断熱材を追加する方法もありますが、費用対効果を考えるとユニットバスへの交換のほうが結果的にお得になるケースが多いです。
まとめ
在来工法とユニットバスは、それぞれ異なる特徴を持っています。費用・工期・メンテナンスの手間を総合的に考えると、多くの方にはユニットバスへのリフォームがおすすめです。ただし、デザインの自由度や素材のこだわりを優先したい場合は、在来工法にも魅力があります。
在来工法からユニットバスへの変更は65万〜150万円が相場ですが、下地の状態によって追加費用が発生する可能性もあります。複数のリフォーム会社に見積もりを依頼して、しっかり比較検討してから工事に臨みましょう。
関連記事:お風呂リフォームの費用相場はいくら?工事内容別にわかりやすく解説
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外部参考:タイル風呂からユニットバスにリフォームする費用は?|リショップナビ

