「給湯器の交換時期がきたけど、エコジョーズってどのメーカーがいいの?」そんな疑問を持つ方は少なくありません。エコジョーズは従来型のガス給湯器に比べて省エネ性能が高く、ガス代を抑えながら快適にお湯を使える次世代型の給湯器です。
この記事では、エコジョーズの主要メーカーであるリンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパスの4社を比較し、それぞれの特徴や強みをわかりやすく解説します。選び方のポイントや交換費用の相場もまとめているので、エコジョーズへの買い替えを検討している方はぜひ参考にしてください。

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エコジョーズとは?従来型との違い
エコジョーズとは、排気熱を再利用してお湯を沸かす高効率ガス給湯器のことです。従来型のガス給湯器では、排気ガスと一緒に捨てていた熱(約200℃)を回収し、水を予熱するために使うことで、ガスの使用量を削減する仕組みになっています。
従来型の給湯器の熱効率が約80%なのに対し、エコジョーズは約95%という高い熱効率を実現しています。これにより、メーカーによっては従来型と比べて約15〜20%のガス消費削減が見込めるとされています。
CO2排出量も削減できるため、環境面でも優れた選択肢です。本体価格は従来型よりやや高いですが、ガス代の節約分を考えると、長い目で見てお得になるケースが多いです。
エコジョーズは排気熱を再利用してガス消費を抑える高効率給湯器です。熱効率は約95%で、従来型と比べてガス代を節約しやすくなります。
エコジョーズ主要4メーカーの特徴比較
エコジョーズを製造している主なメーカーはリンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパスの4社です。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
リンナイ ── 国内シェアトップの安定感
リンナイはガス機器メーカーとして国内トップクラスのシェアを持ち、エコジョーズのラインナップも非常に豊富です。耐久性に定評があり、部品の品質管理にも力を入れているため、長く安心して使えるメーカーとして評価されています。
上位モデルには、スマートフォンアプリ「どこでもリンナイアプリ」と連携できる機種もあり、外出先からお湯はりや床暖房の操作ができます。省エネ性能も高く、ガス消費削減率は約15%と業界トップクラスです。
ノーリツ ── 独自のエコ機能で省エネを追求
ノーリツはリンナイに次ぐシェアを持つガス機器メーカーで、高効率熱交換システムに独自のこだわりを持っています。排熱回収技術が優れており、従来型と比べて約20%のガス使用量削減を実現したモデルもあります。
「ノーリツ」の給湯器は、入浴中のお湯の状態を見守る「見まもり機能」など、安全性に配慮した機能も充実しています。高齢者のいる家庭や、安全面を重視する方に向いているメーカーです。
パロマ ── コスパに優れたラインナップ
パロマは名古屋に本社を構えるガス機器の老舗メーカーで、比較的リーズナブルな価格帯のモデルが充実しているのが特徴です。必要な機能をしっかり押さえつつ、価格を抑えた設計が多いため、コストパフォーマンスを重視する方に支持されています。
ガス消費削減率は約10〜13%で、リンナイやノーリツに比べるとやや控えめですが、本体価格が手頃なため初期費用を抑えたい方にとっては魅力的です。操作パネルのデザインもシンプルで使いやすいという評判があります。
パーパス ── 日本で初めてエコジョーズを発売したメーカー
パーパスは一般的な知名度ではやや控えめですが、実は日本で初めてエコジョーズ(潜熱回収型給湯器)を発売したパイオニアメーカーです(家庭用給湯暖房用熱源機として2000年9月発売)。技術力の高さは折り紙つきで、給湯効率の良さには定評があります。
価格帯もパロマと同様に手頃なモデルが多く、「機能は十分だけど知名度が低い分だけ割安」という口コミもあります。コストを抑えたい方にとって、穴場的な選択肢になりうるメーカーです。

メーカー別の特徴一覧表
4社の特徴をまとめると以下のようになります。
| メーカー | 最大の強み | ガス削減率の目安 | 価格帯 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| リンナイ | 国内シェアトップ・高耐久 | 約15% | やや高め | 品質・実績を重視する方 |
| ノーリツ | 省エネ技術・安全機能 | 約15〜20% | 中程度 | 省エネと安全性を重視する方 |
| パロマ | コスパの良さ | 約10〜13% | 手頃 | 初期費用を抑えたい方 |
| パーパス | エコジョーズの元祖 | 約13〜15% | 手頃 | 技術力重視でコスパも求める方 |
各社の本体価格は通販サイトでも比較できます。見積もりを受け取ったときに、本体と工事費のどちらが高いのかを判断する手がかりになります。
エコジョーズの選び方|4つの重要ポイント
1. 号数(給湯能力)を家庭に合わせる
エコジョーズの「号数」は、1分間に何リットルのお湯を出せるかを表します。号数選びの目安は以下の通りです。
・16号:1〜2人暮らし向け。シャワーと他の蛇口を同時に使うとお湯の量が減ることがあります。
・20号:2〜3人家族向け。一般的な使い方であれば十分な給湯能力があります。
・24号:4人以上の家族向け。シャワーを使いながらキッチンでもお湯を使えます。
迷ったら、今使っている給湯器と同じ号数を選ぶのが無難です。家族が増えた場合や、同時にお湯を使う場面が増えた場合は、ワンサイズ上を検討しましょう。
2. 給湯タイプ(フルオート・オート・給湯専用)を選ぶ
エコジョーズにも、エコキュートと同様に3つの給湯タイプがあります。
フルオートタイプ:お湯はり・追い焚き・保温・自動足し湯がすべて自動です。ボタンひとつでお風呂の準備が完了します。
オートタイプ:お湯はりは自動ですが、足し湯は手動です。追い焚き機能は搭載しています。
給湯専用タイプ:お風呂の自動機能はなく、蛇口からお湯を出すだけです。価格が手頃です。
家族が多い家庭や、帰宅時間がバラバラで追い焚きをよく使う家庭にはフルオートタイプが便利です。
3. 設置タイプ(壁掛け・据え置き)を確認する
エコジョーズの設置方法は、外壁に取り付ける「壁掛けタイプ」と、地面に置く「据え置きタイプ」の2種類があります。基本的には、今使っている給湯器と同じ設置方式を選ぶのがスムーズです。
マンションの場合はPS(パイプスペース)内に設置するタイプを選ぶ必要があるため、機種の選択肢が限られることがあります。事前に設置場所を業者に確認してもらいましょう。
4. 暖房機能の有無を決める
エコジョーズには、給湯だけでなく床暖房や浴室暖房乾燥機と接続できる「暖房機能付き」タイプもあります。床暖房を使っている、またはこれから導入したいと考えている方は、暖房機能付きのモデルを選ぶ必要があります。
暖房機能付きモデルは本体価格が高くなるため、必要のない方は給湯専用のモデルを選ぶことで費用を抑えられます。「足元だけ暖かくしたい」という用途なら、工事のいらない電気式の床暖房マットを敷くという方法もあります。

エコジョーズの交換費用の相場
エコジョーズの交換にかかる費用は、本体価格+工事費の合計で考えます。メーカーや機種、号数によって価格は大きく変わりますが、一般的な相場は以下の通りです。
・16号 給湯専用(工事費込み):約8万〜15万円
・20号 フルオート(工事費込み):約12万〜22万円
・24号 フルオート(工事費込み):約16万〜30万円
・暖房機能付き(工事費込み):約20万〜35万円
費用を抑えるコツは、複数の給湯器専門業者から相見積もりを取ることです。ネット系の給湯器交換業者は、ガス会社や量販店と比べて割安なケースが多いので、候補に入れておくとよいでしょう。工事費の内訳(撤去費・配管工事費など)も事前に確認しておきましょう。
エコジョーズとエコキュートの違い
「エコジョーズとエコキュート、名前が似ているけど何が違うの?」という疑問もよく聞かれます。大きな違いは以下の通りです。
| 項目 | エコジョーズ | エコキュート |
|---|---|---|
| エネルギー源 | ガス | 電気(ヒートポンプ) |
| 給湯方式 | 瞬間式(使うときにお湯を沸かす) | 貯湯式(タンクにお湯を貯める) |
| 初期費用の目安 | 約8万〜35万円 | 約35万〜70万円 |
| ランニングコスト | やや高め | 低め(深夜電力を活用) |
| 設置スペース | コンパクト | タンク+ヒートポンプで大きい |
| お湯切れの心配 | なし | タンク容量を超えるとあり |
ガスをこれからも使い続ける予定ならエコジョーズ、オール電化に切り替えたいならエコキュートが適しています。初期費用はエコジョーズの方が安く、設置スペースも小さくて済むため、手軽に省エネ化したい方にはエコジョーズがおすすめです。
エコジョーズに関するQ&A
Q. エコジョーズの寿命はどのくらい?
一般的に10〜15年程度が寿命の目安です。使用環境や頻度によって前後しますが、10年を超えたら交換を検討し始めるのがよいでしょう。「お湯が出にくい」「異音がする」「温度が安定しない」などの症状が出たら交換のサインです。
Q. エコジョーズのドレン排水って何?
エコジョーズは排気熱を回収する過程で「ドレン水」と呼ばれる凝縮水が発生します。この水を排水するための配管工事が必要で、設置場所の近くに排水先がない場合は追加工事が発生することがあります。費用は数千円〜1万円程度です。
Q. 従来型のガス給湯器からエコジョーズに交換するのは簡単?
基本的には同じ設置スペースで交換できるケースが多いです。ただし、ドレン排水の配管工事が追加で必要になることと、給排気の方式が異なる場合は配管の変更が必要なこともあります。事前に業者に現地調査をしてもらうのが確実です。
Q. エコジョーズにすると光熱費はどのくらい安くなる?
使用状況にもよりますが、従来型のガス給湯器と比べて年間で約1万〜2万円のガス代節約が見込めるとされています。10年以上使うことを考えると、トータルでは十分に元が取れるケースが多いです。あわせて、湯が冷めにくい断熱タイプの風呂ふたを使えば、追い焚きの回数そのものを減らしやすくなります。

まとめ
エコジョーズは、排気熱を再利用してガス代を節約できる高効率ガス給湯器です。主要メーカーの特徴をまとめると、品質と実績のリンナイ、省エネ技術と安全機能のノーリツ、コスパ重視のパロマ、元祖エコジョーズのパーパスという位置づけになります。
選ぶ際は「号数(16号・20号・24号)」「給湯タイプ(フルオート・オートなど)」「設置タイプ(壁掛け・据え置き)」「暖房機能の有無」の4つを軸に検討するとスムーズです。交換費用は工事費込みで約8万〜35万円が相場で、エコキュートに比べて初期費用を抑えやすいです。
給湯器の交換を検討しているなら、まずは複数の業者から見積もりを取って比較してみましょう。
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