「浴槽だけ交換したいけど、費用はどれくらい?」「FRPと人造大理石って何が違うの?」浴槽の交換を考えるとき、素材選びと費用のバランスで悩む方は多いはずです。
この記事では、浴槽交換にかかる費用の相場を素材別・設置方法別に解説します。FRP、人造大理石、ホーロー、ステンレス、木製など、浴槽の素材ごとの特徴と価格帯、交換時の注意点まで網羅しているので、浴槽選びの参考にしてください。

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浴槽交換の費用相場
浴槽交換にかかる費用は、浴槽本体の価格と工事費を合わせて10万〜50万円程度が一般的な相場です。ただし、浴槽の素材や設置方法、既存浴室の状態によって大きく変動します。
素材別の浴槽本体価格
- FRP(繊維強化プラスチック):5万〜30万円
- 人造大理石:10万〜40万円
- ホーロー:15万〜50万円
- ステンレス:5万〜25万円
- 木製(ヒノキなど):15万〜100万円以上
工事費の目安
浴槽の交換工事にかかる費用は、設置方法によって異なります。
- 据え置き型の交換:5万〜10万円
- 埋め込み型の交換:10万〜20万円(周囲の解体・復旧が必要)
- 半埋め込み型の交換:8万〜15万円
埋め込み型の浴槽は、周囲のコンクリートやタイルを壊して取り出す必要があるため、据え置き型に比べて工事費が高くなります。
据え置き型であれば本体を自分で手配し、設置だけを業者に頼むという進め方もできます。まずは本体の価格帯を見ておくと、見積書の内訳を読み解きやすくなります。
浴槽の素材別の特徴
FRP(繊維強化プラスチック)
もっとも普及している浴槽素材です。ガラス繊維で強化されたプラスチック素材で、価格が手頃でカラーバリエーションも豊富です。
- メリット:価格が安い、軽量、カラーが豊富
- デメリット:表面に細かい傷がつきやすい、汚れが染み込みやすい
- 耐用年数:15〜20年程度
人造大理石
天然の大理石を砕いたものに樹脂やセメントを混ぜて成形した素材です。高級感のある見た目と滑らかな肌触りが人気で、FRPに次いで使用率が高いです。
- メリット:見た目が美しい、汚れが落ちやすい、保温性が高い
- デメリット:FRPより価格が高い
- 耐用年数:20〜30年程度
ホーロー
鋳物や鋼板の表面にガラス質のコーティングを施した素材です。なめらかな肌触りと高い耐久性が魅力で、海外メーカーの浴槽にも多く採用されています。
- メリット:肌触りがよい、耐久性が高い、色褪せしにくい
- デメリット:重い、価格が高い、衝撃でコーティングが割れることがある
- 耐用年数:30年以上
ステンレス
サビに強く耐久性に優れた金属素材です。価格も比較的安く、実用性を重視する方に向いています。
- メリット:サビにくい、耐久性が高い、価格が手頃
- デメリット:見た目にやや冷たい印象がある、カラーの選択肢が少ない
- 耐用年数:20〜30年程度
木製(ヒノキ・槙など)
木の温もりと香りを楽しめる贅沢な素材です。温泉旅館のような雰囲気を自宅で味わいたい方に人気があります。
- メリット:香りが良い、温もりのある肌触り、リラックス効果
- デメリット:定期的なメンテナンスが必要、カビが生えやすい、高価
- 耐用年数:10〜15年程度(手入れ次第)
木製浴槽は価格もメンテナンスの手間も大きいため、まずはヒノキの風呂桶や手桶で香りだけ取り入れてみる、という楽しみ方もあります。

浴槽の形状・タイプ
和式浴槽
深くて狭い形状の浴槽で、肩まで浸かれるのが特徴です。省スペースな浴室にも設置しやすいですが、またぎが高くなるので高齢者には注意が必要です。
交換までの間の対策として、浴槽の底に敷くすべり止めマットを使っている家庭もあります。またぐときの不安が気になる方に選ばれています。
洋式浴槽
浅くて長い形状で、寝そべるような姿勢で入浴できます。またぎが低く出入りしやすいため、バリアフリーの観点からもおすすめです。
和洋折衷浴槽
和式と洋式の中間の形状で、適度な深さと広さを兼ね備えています。現在のユニットバスに採用される浴槽はこのタイプが主流です。
浴槽交換時の注意点
ユニットバスの浴槽は単体交換できない場合がある
ユニットバスの場合、浴槽・壁・床が一体構造になっているため、浴槽だけを交換できないケースが多いです。メーカーや型番によっては浴槽パネルのみの交換に対応していることもありますが、基本的にはユニットバス全体の交換が必要になります。
搬入経路の確保
浴槽は大きな製品なので、玄関や廊下、階段を通れるかどうかの確認が必要です。搬入経路が確保できない場合は、浴室の窓から搬入したり、浴槽を分割搬入して現場で組み立てたりする方法を取ることもあります。
給排水工事の必要性
浴槽のサイズや形状を変える場合は、給排水管の位置変更が必要になることがあります。配管工事が伴うと費用が上がるので、事前に確認しておきましょう。
費用を抑えるポイント
同じサイズ・同じ設置方法で交換する
既存の浴槽と同じサイズ、同じ設置方法(据え置き・埋め込みなど)で交換すれば、余分な工事が発生しにくく費用を抑えられます。
FRP素材を選ぶ
コストを重視するなら、FRP浴槽が有力な選択肢です。機能性に大きな差はなく、カラーバリエーションも豊富なので、見た目の満足度も得やすいです。
浴室全体のリフォームと同時に行う
浴槽の交換だけでなく、壁や床、水栓なども一緒にリフォームすると、工事のまとめ割引が適用されることがあります。

よくある質問(Q&A)
Q. 浴槽交換の工期はどれくらい?
据え置き型の浴槽交換なら1〜2日で完了します。埋め込み型の場合は周囲の解体・復旧が必要なため、3〜5日程度かかることがあります。
Q. 浴槽にひびが入ったらすぐ交換が必要?
小さなひびであれば、浴槽用の補修材で応急処置が可能です。ただし、補修はあくまで一時的な対処なので、早めの交換を検討してください。ひびから水漏れが発生している場合は、至急対応が必要です。
Q. 浴槽の寿命を延ばすにはどうすればいい?
入浴後はお湯を抜いて浴槽を乾かし、定期的に浴槽用洗剤で掃除をすることが基本です。研磨剤入りのクレンザーや硬いスポンジの使用は避けて、やわらかいスポンジで洗いましょう。
Q. 浴槽のコーティングは有効?
浴槽の表面にコーティングを施すことで、汚れの付着を防ぎ、見た目の美しさを長持ちさせる効果があります。専門業者に依頼する場合は3万〜8万円程度です。浴槽交換と比べると安く済むので、まだ使える浴槽のメンテナンスとして検討する価値はあります。
まとめ
浴槽交換の費用は、本体価格と工事費を合わせて10万〜50万円程度が相場です。素材はFRPが最も安く、人造大理石、ホーロー、木製の順に高くなります。毎日の使い心地や掃除のしやすさ、予算のバランスを考えて素材を選ぶことが大切です。
ユニットバスの場合は浴槽だけの交換ができないケースが多いので、浴室全体のリフォームも含めて検討してみてください。複数のリフォーム会社に見積もりを取って、費用と施工内容を比較してから決めましょう。
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