「中古マンションを買ってリノベーションしたい」「築年数の経った自宅をフルリノベーションしたい」——そう考えたとき、最初にぶつかるのが「どのリノベーション会社に頼めばいいの?」という疑問ではないでしょうか。
リノベーション会社は全国に数多くありますが、会社によって得意分野や対応エリア、費用感は大きく異なります。自分に合った会社を選べるかどうかが、リノベーションの満足度を左右すると言っても過言ではありません。
この記事では、リノベーション会社の種類と特徴、比較するときに見るべきポイント、そして失敗しないための注意事項をわかりやすく解説します。理想の住まいを実現するための会社選びの参考にしてください。
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リノベーション会社の種類を理解しよう
リノベーション会社と一口に言っても、いくつかのタイプに分かれます。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったタイプを選びましょう。
リノベーション専門会社
リノベーションを専門に手がけている会社です。設計から施工までワンストップで対応してくれるケースが多く、デザイン性の高いリノベーションを得意としているのが特徴です。おしゃれな施工事例が豊富で、自分の好みに合ったデザインを実現しやすいです。
メリットはリノベーションに特化しているため提案力が高いこと。デメリットは対応エリアが限られることが多い点です。
大手リフォーム会社
住友不動産、積水ハウスリフォームなど、大手ハウスメーカーやゼネコン系列のリフォーム部門です。全国に拠点を持ち、施工品質の安定性や保証体制が充実しています。
メリットはブランドの信頼性と手厚い保証。デメリットは費用がやや高めになる傾向があることです。広告宣伝費や本社経費が施工費に上乗せされるためです。
地元密着型のリフォーム会社
地域に根ざして営業しているリフォーム会社です。代表者が現場に出ることも多く、きめ細かな対応が期待できます。大手に比べて費用が抑えられるケースも多いです。
メリットはコストパフォーマンスの良さと柔軟な対応。デメリットは会社によって品質のばらつきが大きいことです。実績や口コミをしっかり確認する必要があります。
設計事務所+施工会社の分離発注
設計を設計事務所に、施工を工務店に別々に依頼する方法です。設計事務所が施工会社を監理してくれるため、設計の自由度が最も高いのが特徴です。
メリットは完全オーダーメイドの設計が可能なこと。デメリットは設計料が別途かかるため、トータルコストが高くなりやすいことです。設計料は工事費の10〜15%程度が一般的です。

リノベーション会社を比較するときの7つのポイント
複数のリノベーション会社を比較するとき、以下の7つのポイントを確認しましょう。
ポイント1:施工事例のテイスト
会社のホームページや資料で施工事例を確認しましょう。自分の好みのテイスト(ナチュラル・モダン・インダストリアルなど)に近い事例が多い会社を選ぶと、打ち合わせがスムーズに進みます。施工事例の写真だけでなく、間取り図やビフォーアフターの写真があると、より具体的にイメージできます。
ポイント2:対応範囲(設計・施工・物件探し)
中古物件を購入してリノベーションする場合、物件探しからサポートしてくれる会社を選ぶと効率的です。物件探し+設計+施工をワンストップで対応してくれる会社なら、物件の構造を踏まえたリノベーション提案が可能で、「買ってみたら希望の間取りにできなかった」というリスクを防げます。
ポイント3:費用の透明性
見積もりの内訳が明確に記載されているかどうかは非常に重要です。「工事一式○○万円」という大雑把な見積もりは要注意。材料費・施工費・設計費・管理費など、項目ごとに金額が明記されている見積もりを出す会社を選びましょう。
ポイント4:保証とアフターサービス
リノベーション後の保証期間と内容を確認しましょう。構造部分の保証は10年、内装・設備の保証は1〜2年が一般的です。定期点検の有無や、トラブル時の対応体制も大切なチェックポイントです。
ポイント5:担当者との相性
リノベーションは打ち合わせの回数が多く、数ヶ月にわたるプロジェクトです。担当者との相性は意外と重要で、要望を丁寧に聞いてくれるか、専門用語をわかりやすく説明してくれるかを初回の面談で確認しましょう。
ポイント6:口コミと評判
実際にその会社でリノベーションを行った方の口コミは貴重な情報源です。GoogleマップのレビューやSNS、リフォーム比較サイトの口コミなどを確認しましょう。ただし、口コミは主観的な意見なので、極端に良い/悪い評価は割り引いて考えるのが賢明です。
ポイント7:施工管理体制
現場監督が常駐しているか、工事の進捗報告はどのように行われるかを確認しましょう。施工中の写真を定期的に共有してくれる会社なら、安心して任せられます。
最初から1社に絞り込まず、まずは3〜5社に資料請求や相談をしてみましょう。各社の提案内容や対応を比較することで、自分に合った会社が見えてきます。ホームプロやLIFULL HOME’S リノベーションなどの比較サイトを活用すると効率的に情報収集できます。
リノベーション費用の相場
リノベーション会社を比較する上で、費用の相場感を知っておくことは重要です。
マンションのフルリノベーション
マンションのフルリノベーション(スケルトンリノベーション)の費用は、1平米あたり約10万〜20万円が相場です。70平米のマンションなら約700万〜1,400万円程度になります。
費用に幅がある理由は、使用する素材のグレードや、キッチン・浴室などの設備のスペック、間取り変更の複雑さによって大きく変わるからです。
戸建てのフルリノベーション
戸建てのフルリノベーションは、マンションよりも高額になるケースが多く、約1,000万〜2,500万円が相場です。屋根や外壁、基礎の補強なども含む場合はさらに費用がかかります。
部分リノベーション
LDKだけ、水回りだけなど、部分的なリノベーションの場合は約200万〜500万円程度で行えるケースが多いです。フルリノベーションほどの費用をかけられない場合は、優先順位の高い場所から段階的に行うのも一つの方法です。

リノベーション会社の探し方
リノベーション会社を効率的に探す方法をいくつか紹介します。
リフォーム比較サイトを活用する
最も手軽なのが、リフォーム・リノベーション比較サイトの利用です。エリアや予算、希望の工事内容を入力するだけで、条件に合った会社を紹介してもらえます。各社の施工事例や口コミも確認できるため、効率的に比較検討が進められます。
ショールームやイベントに参加する
多くのリノベーション会社が定期的にショールームの見学会やリノベーションセミナーを開催しています。実際の施工事例を見学できたり、資金計画の相談ができたりするので、検討初期の段階で参加しておくと全体像がつかめます。
完成見学会に参加する
実際にリノベーションが完了した物件の見学会です。写真では伝わらない空間の広がりや素材の質感を体感できる貴重な機会です。担当者に直接質問できるので、疑問点を解消する場としても有効です。
SNSやブログで情報収集する
InstagramやPinterestでリノベーション会社のアカウントをフォローすると、日常的に施工事例を見ることができます。自分の好みのテイストに近い会社を見つけるきっかけになります。
リノベーション会社との打ち合わせの進め方
会社が決まったら、実際の打ち合わせが始まります。スムーズに進めるためのコツを紹介します。
要望リストを作る:打ち合わせの前に、「必ず実現したいこと」「できれば実現したいこと」「不要なこと」を書き出しておきましょう。優先順位を明確にしておくと、予算内で最大限の満足度を引き出せます。
参考写真を集める:PinterestやInstagramで気に入った空間の写真を集めておくと、担当者に自分のイメージを伝えやすくなります。「こんな雰囲気にしたい」という視覚的な情報は、言葉だけよりもはるかに正確に伝わります。
予算は正直に伝える:予算を隠して打ち合わせを進めると、後から大幅な変更が必要になることがあります。最初の段階で予算の上限を正直に伝えた上で、その範囲でのベストプランを提案してもらうのが賢い方法です。
リノベーションに関する基礎知識は、SUUMO リノベーション(suumo.jp・サイト終了)でも詳しく解説されています。

リノベーション会社選びでよくある失敗と対策
実際にリノベーションを経験した方が後悔しがちなポイントと、その対策をまとめます。
失敗1:費用が予算を大幅にオーバーした
打ち合わせを重ねるうちに要望が膨らみ、当初の予算を大幅に超えてしまうケースは非常に多いです。対策としては、予算の10〜15%程度を予備費として確保しておくこと。また、見積もりの段階で「追加費用が発生する可能性がある項目」を業者に確認しておきましょう。
失敗2:完成イメージと実際が違った
3Dパースやサンプルで確認したつもりが、実際に完成してみるとイメージと違ったという声もあります。対策としては、できるだけ大きなサンプルで素材を確認すること、そして同じ素材を使った実際の施工事例を見学することが有効です。
失敗3:工期が大幅に延びた
解体してみたら想定外の問題(配管の老朽化、構造の傷みなど)が見つかり、工期が延びるケースがあります。特に築古物件ではこのリスクが高いため、工期には余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。仮住まいが必要な場合は、延長の可能性も考慮しておきましょう。
失敗4:アフターサービスが不十分だった
引き渡し後に不具合が見つかったとき、対応が遅かったり有償修理だったりするケースがあります。契約前に保証内容とアフターサービスの範囲を書面で確認しておくことが重要です。
契約書には、工事範囲・費用の内訳・工期・支払い条件・保証内容・追加費用の取り決めが明記されていることを確認しましょう。口頭での約束は後からトラブルの原因になります。不明点があれば契約前に必ず質問し、書面に残してもらいましょう。


