リビングからつながるウッドデッキは、くつろぎのスペースとしてもBBQや子どもの遊び場としても活躍する人気のエクステリア設備だ。「庭にウッドデッキを設置したいけど、費用はどれくらいかかるの?」という疑問を持つ方は多いだろう。
この記事では、ウッドデッキの設置費用の相場や素材別の特徴、選び方のポイントを詳しく解説する。メンテナンスのことも含めて、長く快適に使えるウッドデッキ選びの参考にしてほしい。

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ウッドデッキの素材の種類と特徴
ウッドデッキの素材は大きく「天然木」と「人工木(樹脂木)」の2種類に分かれる。それぞれにメリット・デメリットがあるため、特徴を理解して選ぶことが大切だ。
天然木(ソフトウッド)
杉、ヒノキ、レッドシダーなどの針葉樹系の木材。価格が手頃で加工しやすいのがメリットだが、耐久性はやや低く、2年~3年ごとに塗装などのメンテナンスが必要。防腐処理を怠ると腐食やシロアリの被害を受けやすい。木のぬくもりを感じたい方や、メンテナンスを楽しめるDIY好きの方にはおすすめの素材だ。経年変化による風合いの変化を楽しめるのも天然木ならではの魅力だ。
天然木(ハードウッド)
ウリン、イペ、セランガンバツなどの広葉樹系の木材。非常に硬くて耐久性が高く、メンテナンスの手間が少ないのが特徴。ノーメンテナンスでも15年~30年は使えるとされる。公共施設の遊歩道やデッキにも使われるほどの耐久性を持つ。ただし、素材自体が高価で、硬いため加工にも技術が必要だ。重量もあるため基礎工事をしっかり行う必要がある。
人工木(樹脂木・再生木)
木粉と樹脂(ポリエチレンなど)を混ぜて成形した素材。色あせやささくれが起きにくく、メンテナンスがほぼ不要なのが最大のメリット。天然木のような経年変化を楽しむことはできないが、見た目の美しさを長期間維持できる。LIXILの「樹ら楽ステージ」、YKK APの「リウッドデッキ」、三協アルミの「ひとと木」などが人気商品だ。カラーバリエーションも豊富で、住宅の外観に合わせて選べる。
人工木は材単位・キット単位でも流通しており、実物の色味や価格帯を先に見ておくと業者への相談がしやすくなる。
メンテナンスの手間を減らしたいなら人工木、天然の質感にこだわるならハードウッドがおすすめ。ソフトウッドは初期費用は安いが、メンテナンスコストを含めたトータルで考えると人工木やハードウッドのほうがお得になるケースもある。
ウッドデッキの設置費用の相場
ウッドデッキの設置費用は、素材・サイズ・設置条件によって異なる。一般的な費用の目安を紹介する。
| 素材 | 費用の目安(材料費+工事費込み/平方メートル) |
|---|---|
| 天然木(ソフトウッド) | 1.5万円~3万円 |
| 天然木(ハードウッド) | 3万円~5万円 |
| 人工木(樹脂木) | 2.5万円~4.5万円 |
一般的な2間×6尺(約3.6m×1.8m、約6.5平方メートル)のサイズで考えると、以下のような費用感になる。
- ソフトウッド:10万円~20万円
- ハードウッド:20万円~35万円
- 人工木:15万円~30万円
10平方メートル(約3坪)以上の大型デッキになると、25万円~50万円以上かかることもある。フェンスや階段、手すりなどのオプションを追加すると、さらに5万円~20万円程度の追加費用が発生する。束石(基礎)の数や地盤の状態によっても費用は変動する。

おすすめのウッドデッキメーカー・製品
人工木デッキで人気の高いメーカーと製品を紹介する。
- LIXIL「樹ら楽ステージ」:木目の質感がリアルで、カラーバリエーションが豊富。床板の温度上昇を抑える「サーモアイ」仕様も選べる
- YKK AP「リウッドデッキ」:リサイクル原料を使用した環境配慮型のデッキ。耐候性・耐久性に優れ、長期間美しさを保つ
- 三協アルミ「ひとと木」:木粉配合率が高く、天然木に近い質感が特徴。手触りのよさにこだわったモデルもある
どのメーカーも品質は安定しているため、デザインの好みや価格帯で選ぶとよい。
ウッドデッキを選ぶときのチェックポイント
サイズの決め方
ウッドデッキのサイズは、用途に合わせて決めるのがポイント。洗濯物を干すスペースとして使うなら奥行き1.2m~1.5m程度で十分だが、テーブルと椅子を置いてくつろぎたいなら奥行き2m以上が目安になる。BBQを楽しみたいなら3m×3m以上のスペースを確保したい。リビングの窓の幅に合わせて間口を決めると、出入りしやすいデッキになる。
設置場所の地盤
ウッドデッキの下は雑草が生えやすいため、防草シートの敷設や砂利の敷き詰めを行うのがおすすめ。地盤が軟弱な場合は基礎工事が必要になり、追加費用がかかることもある。コンクリート基礎の場合は1万円~5万円程度の追加を見込んでおこう。
デッキ下の防草シートは、施工前に自分で敷いてしまうこともできる。後から手を入れにくい場所なので、着工前に済ませておくと安心だ。
日当たりと風通し
南向きの庭に設置するのが理想だが、夏場の直射日光で表面温度が上がりやすい点には注意。特に人工木は天然木に比べて熱くなりやすい傾向がある。日よけ(オーニングやパーゴラ)の設置も検討しよう。日よけの追加費用は5万円~20万円程度だ。
バリアフリー対応
リビングの床面とウッドデッキの高さを揃えることで、段差なくスムーズに出入りできる。高齢の方がいる家庭では、手すりの設置も検討したい。手すりの追加費用は1メートルあたり1万円~2万円程度が目安だ。
ウッドデッキは建物の外壁に接して設置することが多いため、外壁との取り合い部分の防水処理が重要。施工不良があると雨水が侵入して外壁や基礎を傷める原因になるため、信頼できる業者に依頼すること。
メンテナンスの方法と費用
天然木(ソフトウッド)のメンテナンス
2年~3年ごとに防腐・防水塗料の塗り直しが必要。塗料代は5,000円~1万円程度、業者に依頼する場合は3万円~8万円程度が目安。定期的にメンテナンスを行えば、10年~15年は使える。塗り直しの際は高圧洗浄で汚れを落としてから塗装すると仕上がりが良くなる。
塗料は屋外木部用の保護塗料を使うのが基本。自分で塗る場合の材料費は数千円~1万円程度で収まる。
天然木(ハードウッド)のメンテナンス
基本的にメンテナンス不要だが、シルバーグレーに変色するのを防ぎたい場合はオイル塗装を行う。メンテナンスを行わなくても構造的な問題は生じにくい。変色は素材の劣化ではなく紫外線による自然な変化なので、味わいとして楽しむ方も多い。
人工木のメンテナンス
塗装は不要で、年に1回~2回の水洗いで十分。汚れがひどい場合はデッキブラシで擦る程度でOK。メンテナンスコストはほぼゼロと考えてよい。ただし、カビが発生することがあるため、風通しの確保は意識しておこう。
ウッドデッキ設置のよくある質問
Q. DIYでウッドデッキを作れる?
ソフトウッドのウッドデッキなら、DIYで作ることも可能だ。ホームセンターで材料を購入し、基礎からの施工で5万円~15万円程度に抑えられることもある。ただし、水平の出し方や基礎の作り方など技術が必要で、仕上がりの品質も自己責任になる。初めてのDIYなら、既製品のデッキキットを使う方法もある。
Q. ウッドデッキに屋根は必要?
屋根がなくても使えるが、テラス屋根やオーニングを付けると雨の日でも使えるスペースになる。洗濯物干し場としても活用しやすくなるため、予算に余裕があれば検討してみよう。屋根の追加費用は10万円~30万円程度。後付けも可能だ。
Q. ウッドデッキの耐用年数は?
ソフトウッド(メンテナンスあり)で10年~15年、ハードウッドで15年~30年、人工木で20年~30年が目安。メンテナンスの有無で大きく変わるため、素材選びの段階でメンテナンス計画も含めて考えることが大切だ。
Q. ウッドデッキの下に虫が湧かないか心配
ウッドデッキの下が土のままだと、湿気がたまり虫が発生しやすくなる。防草シートと砂利を敷くことで、雑草と虫の発生を大幅に抑えられる。デッキ下の通気性を確保する設計にしてもらうことも重要だ。
Q. ウッドデッキに固定資産税はかかる?
一般的なウッドデッキ(屋根なし・壁なし)は固定資産税の課税対象にはならない。ただし、屋根付きのテラスやサンルームと一体化している場合は課税対象になる可能性があるため、設計段階で確認しておこう。
Q. ウッドデッキのリフォーム(張替え)にかかる費用は?
既存のウッドデッキを解体して新しく張り替える場合は、解体費用として3万円~8万円程度が追加で必要になる。新しいデッキの施工費用と合わせると、6.5平方メートルの場合で15万円~40万円程度が目安だ。既存の基礎(束石)がそのまま使える状態なら、基礎工事の費用を節約できる。

まとめ
ウッドデッキの設置費用は、素材やサイズによって10万円~50万円以上と幅がある。メンテナンスの手間を考えると、人工木やハードウッドがコストパフォーマンスに優れており、おすすめの選択肢だ。
選ぶ際はサイズ、設置場所の地盤、日当たり、バリアフリー対応などを総合的に検討しよう。複数のリフォーム業者から見積もりを取り、素材の提案や施工実績を比較したうえで依頼先を決めるのがベストだ。
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外部参考:ウッドデッキのリフォームにかかる費用・ポイント(リショップナビ)


