タオルや洗剤、ドライヤー、化粧品……洗面所は限られたスペースなのに、置きたいものがたくさんある場所です。「収納が足りなくて物があふれている」「棚を付けたいけど、どんなリフォームがあるのかわからない」そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。
洗面所の収納リフォームは、簡単な棚の追加なら2万〜5万円、洗面台ごと交換して収納力を大幅にアップさせる場合でも20万〜50万円程度で実施できます。限られた空間でも工夫次第で収納力は大きく変わります。
この記事では、洗面所の収納リフォームの方法・費用相場・おすすめの収納アイデア・失敗しないためのコツを詳しく紹介します。

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洗面所収納リフォームの費用相場
洗面所の収納リフォームは、工事の規模によって費用が大きく変わります。簡単な棚の追加から、洗面台ごとの交換まで幅広い選択肢があります。
リフォーム内容別の費用目安
| リフォーム内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 壁面に収納棚を追加 | 2万〜5万円 |
| 洗濯機上に吊り棚を設置 | 3万〜8万円 |
| 壁にニッチ収納を造作 | 3万〜8万円 |
| トールキャビネット(床〜天井の収納)追加 | 5万〜15万円 |
| 洗面台交換(収納力アップ目的) | 10万〜35万円 |
| 洗面所全体リフォーム(洗面台+収納+内装) | 20万〜50万円 |
洗面台の交換を含めたリフォームの場合、平均的な施工費用は約20万円で、30万円未満の工事が全体の約7割を占めています。予算に応じて、棚の追加から洗面所全体のリフォームまで段階的に検討できます。
収納棚の追加だけなら比較的安価に済みます。ただし、湿気の多い洗面所では耐水性のある素材を選ぶことが長持ちの秘訣です。MDF材やパーティクルボードは水に弱いため避けましょう。
おすすめの収納リフォーム方法7選
1. 洗濯機上のデッドスペースを活用する
洗面所でもっとも活用しやすいのが、洗濯機上のスペースです。オープン棚や吊り戸棚を設置することで、タオルや洗剤のストックを収納できます。奥行き30cm程度の棚なら、洗濯機の使い勝手を妨げずに設置可能です。費用は3万〜8万円程度で、コスパの良い収納リフォームです。
工事の前に「どのくらい物が置けると足りるのか」を試したい場合は、洗濯機をまたいで置くランドリーラックから始める方法もあります。
2. 三面鏡の裏面収納を活用する
洗面台を三面鏡タイプに交換すると、鏡の裏にたっぷりの収納スペースが生まれます。化粧品やヘアケア用品、歯ブラシなどの小物を見えない場所にすっきり収納でき、洗面台まわりがスッキリします。一面鏡タイプからの交換だけで収納力が大幅にアップする、おすすめの方法です。
3. トールキャビネットを追加する
床から天井までの高さを活かしたトールキャビネットは、限られた床面積で大容量の収納を実現できます。洗面台の横にスペースがあれば、幅30〜45cm程度のキャビネットを追加するだけで収納力が大幅にアップします。タオル、着替え、洗濯用品をまとめて収納できるのが強みです。
4. 壁面にニッチ収納を造作する
壁の厚みを利用した「ニッチ収納」は、スペースを取らずに収納を増やせるアイデアです。壁の中に棚を埋め込むため出っ張りがなく、狭い洗面所でも圧迫感を感じません。石けんやハンドクリーム、ディフューザーなどの小物を飾りながら収納できます。
5. 洗面台下の収納を引き出しタイプに変える
古い洗面台は開き扉に配管がむき出しになっていることが多く、収納効率が悪くなっています。最新の洗面台は配管が奥にまとめられ、引き出し収納が充実しているため、同じサイズでも収納力が格段にアップします。洗面台の交換リフォームと一緒に検討するのがおすすめです。
6. サイドキャビネットを追加する
洗面台の横に設置するサイドキャビネットは、同じメーカーの洗面台と組み合わせるとデザインの統一感が出るうえに、サイズもぴったり合います。幅15〜30cm程度の細いタイプでも、タオルやストック品の収納に役立ちます。
7. 壁面にタオルバーやフックを増設する
大がかりなリフォームをしなくても、壁面にタオルバーやフックを追加するだけで使い勝手は向上します。タカラスタンダードのホーローパネルを壁に貼れば、マグネット式のフックやトレーを自由に取り付けられるようになります。費用は壁1面あたり3万〜5万円程度です。
すでに洗面台の側面や洗濯機がマグネットの付く素材であれば、マグネット式のラックやフックを足すだけでも掛ける場所を増やせます。

洗面台選びで収納力をアップさせるポイント
引き出しタイプを選ぶ
洗面台下の収納は、開き扉タイプよりも引き出しタイプのほうが奥まで有効活用できます。奥のものが取り出しやすく、デッドスペースも生まれにくいのがメリットです。2段引き出しタイプなら、上段に小物、下段にストック品と使い分けも可能です。
間口を広くする
設置スペースに余裕があれば、間口750mmから900mmに広げるだけで収納容量が大幅に増えます。洗面ボウルの横にちょっとした物を置けるスペースも生まれるため、使い勝手も向上します。
メーカー純正のオプション収納を組み合わせる
洗面台と同じメーカーのオプション収納を組み合わせると、デザインの統一感が出るうえに、サイズもぴったり合うため、隙間なく設置できます。サイドキャビネットやトールキャビネットは、洗面台と一緒に注文すると施工費もまとめられてお得です。
収納リフォームの失敗を防ぐ5つのコツ
1. 湿気対策を忘れない
洗面所は家の中でも湿度が高い場所です。木製の棚やキャビネットを設置する場合は、防水加工や防カビ加工が施されたものを選びましょう。換気扇の設置や除湿対策も併せて検討するとなお良いです。
2. 動線を考えて配置する
収納を増やすことだけに気を取られると、洗面所の動線を妨げてしまうことがあります。洗面台の前に立ったとき、洗濯機を使うとき、タオルを取るときなど、日常の動きをシミュレーションしてから収納の位置を決めましょう。
3.「見せる収納」と「隠す収納」のバランスを取る
すべてをオープン棚にするとゴチャゴチャしやすく、すべて扉付きにすると取り出しにくくなります。よく使うタオル類はオープン棚に、ストック品は扉付き収納に入れるなど、使い分けるのがおすすめです。
オープン棚に置くものは、同じサイズのボックスに入れて高さと色をそろえると、見た目のごちゃつきが抑えられます。
4. 収納するものをリストアップしてから計画する
何をどこに収納するか、先にリストを作っておくと、必要な収納の種類やサイズが明確になります。「とりあえず棚を付ける」ではなく、具体的な収納計画を立ててからリフォームに取りかかりましょう。
5. 将来の変化も考慮する
家族構成の変化(子どもの成長、同居家族の増減など)も視野に入れて、ある程度余裕のある収納計画にしておくと長く使えます。
マンションの場合、壁の構造(コンクリート壁かボード壁か)によって棚の取り付け方法が変わります。事前にリフォーム業者に壁の確認をしてもらいましょう。コンクリート壁にはビスが打てないため、専用の取り付け方法が必要です。

洗面所の収納リフォームの工事の流れ
洗面所の収納リフォームは、工事内容によって規模が異なりますが、一般的な流れは以下のとおりです。
- 現地調査・採寸:業者が洗面所の広さ・壁の構造・配管位置を確認し、設置可能な収納プランを提案
- プラン決定・見積もり:収納の種類・サイズ・素材・デザインを決定
- 製品発注:メーカー製品の場合は発注から入荷まで1〜3週間程度
- 工事当日:養生→既存設備の撤去(必要な場合)→下地処理→収納設置→動作確認・清掃
- 完了・引き渡し:仕上がりを確認して完了
棚の追加だけなら半日〜1日で完了します。洗面台の交換を伴う場合は1〜2日程度です。
収納リフォームの費用を抑えるコツ
既存の洗面台を活かす
洗面台自体はまだ使える場合、洗面台を交換せずに棚やキャビネットの追加だけで収納力を上げる方法が費用を抑えられます。2万〜10万円程度の投資で、収納力を大幅に改善できるケースがあります。
洗面台の下は配管をよけた変則的な空間になりがちです。脚の位置を動かせる伸縮タイプのラックなら、配管を避けながら上下二段に使えます。
洗面台交換と同時に行う
洗面台の交換が必要な場合は、その際に収納キャビネットやサイドキャビネットもまとめて設置するのがおすすめです。別々に工事するよりも、養生や配管工事をまとめられるためトータルコストが安くなります。
オープン棚を活用する
扉付きキャビネットよりもオープン棚のほうが安価です。見せたくないものはカゴやボックスに入れれば、コストを抑えつつスッキリとした収納が実現できます。
よくある質問(Q&A)
Q. 賃貸でもできる洗面所の収納改善方法は?
A. 突っ張り棒タイプのラックや、洗濯機上に設置するランドリーラックなど、壁に穴を開けずに使えるアイテムがおすすめです。ただし、本格的な収納力を求めるなら、リフォームが可能な持ち家のほうが選択肢は広がります。
Q. 洗面台を交換するだけで収納力は変わる?
A. 大きく変わります。古い洗面台は開き扉に配管が露出しているタイプが多く、収納効率が悪くなっています。最新の洗面台は配管が奥にまとめられ、引き出し収納が充実しているため、同じサイズでも収納力が格段にアップします。
Q. DIYで棚を取り付けても大丈夫?
A. 軽量な物を載せるオープン棚であれば、DIYでも対応できることがあります。ただし、壁の下地の状態や耐荷重の確認は慎重に行う必要があります。重量のあるキャビネットの設置は、安全のためにプロに依頼しましょう。
Q. 洗面所が狭い場合、収納を増やすとさらに狭くなる?
A. 壁面を活用した収納(ニッチ収納やウォールキャビネット)なら、床面積を圧迫せずに収納を増やせます。奥行きの浅い棚やスリムなトールキャビネットを選べば、通路幅を確保したまま収納力をアップできます。
洗面所の収納を増やす際に使える補助金
洗面所の収納リフォーム単体では補助金の対象になりにくいですが、洗面台の交換と組み合わせることで活用できる制度があります。
- 子育てエコホーム支援事業:省エネ性能の高い設備への交換と合わせてリフォームする場合に補助が受けられるケースがあります
- 介護保険の住宅改修費:バリアフリー目的で洗面所を改修する場合、上限20万円(自己負担1〜3割)の支給対象になることがあります
- 自治体の住宅リフォーム補助金:お住まいの自治体で独自の補助金制度を設けている場合があります。工事着工前に申請が必要なことが多いため、早めに確認しましょう
補助金を活用すれば、実質的な自己負担を減らしてリフォームができます。リフォーム業者に補助金対応の経験があるかどうかも、業者選びの判断材料になります。
まとめ
洗面所の収納リフォームは、棚の追加なら2万〜5万円、洗面台ごとの交換でも20万〜50万円程度で実施できます。洗濯機上のデッドスペースの活用や、三面鏡裏の収納、トールキャビネットの追加、ニッチ収納の造作など、限られたスペースでも収納力を上げる方法はたくさんあります。
湿気対策と動線の確保を忘れずに、「見せる収納」と「隠す収納」のバランスを意識して計画を立てましょう。まずはリフォーム業者に相談して、自宅の洗面所に合った収納プランの提案を受けてみてください。
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外部参考:TOTO 洗面化粧台|公式サイト
外部参考:LIXIL 洗面化粧台|公式サイト


