リフォームに使える補助金といえば国の制度が注目されがちですが、実は各自治体(市区町村・都道府県)が独自に用意している補助金や助成金も数多くあります。
自治体の補助金は地域によって内容がまったく違うため、「自分の住んでいる地域にどんな制度があるのか」を調べることが大切です。しかし、情報が散らばっていて探しにくいのも事実です。
この記事では、自治体のリフォーム補助金を効率よく調べるための方法を具体的に解説します。便利な検索サイトや窓口への相談のコツもまとめたので、これからリフォームを検討している方はぜひ活用してください。

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自治体のリフォーム補助金とは
自治体のリフォーム補助金は、各地方自治体が地域の住宅環境の改善や地域経済の活性化を目的に実施している独自の支援制度です。
国の制度との違い
| 項目 | 国の補助金制度 | 自治体の補助金制度 |
|---|---|---|
| 対象範囲 | 全国一律 | 地域ごとに異なる |
| 対象工事 | 省エネ・耐震が中心 | 一般的なリフォーム全般のケースもある |
| 補助金額 | 数万〜数十万円 | 数万〜数十万円(地域差が大きい) |
| 申請先 | 登録事業者経由 | 市区町村の窓口 |
| 併用 | 国同士は基本不可 | 国の制度と併用できるケースが多い |
自治体の補助金は国の補助金と併用できるケースが多いのが大きなメリットです。うまく組み合わせれば、リフォーム費用をかなり抑えることができます。
よくある自治体補助金の種類
- 耐震改修補助金(耐震診断や耐震補強工事に対する補助)
- 省エネリフォーム補助金(断熱改修、太陽光発電設置など)
- バリアフリー改修補助金(高齢者や障がい者向けの住宅改修)
- 一般リフォーム補助金(地域の施工業者を使った住宅改修全般)
- 空き家改修補助金(空き家の活用を促進するための改修補助)
- 移住・定住促進リフォーム補助金(移住者向けの住宅改修支援)
自治体補助金を調べる5つの方法
自治体のリフォーム補助金を効率よく見つけるための方法を5つ紹介します。
方法1. 住宅リフォーム推進協議会の検索サイトを使う
最もおすすめなのが、一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が運営する「地方公共団体における住宅リフォーム支援制度検索サイト」です。
このサイトでは、都道府県と市区町村を選択するだけで、その地域で利用可能なリフォーム支援制度の一覧が表示されます。制度の名称、対象工事、補助金額、問い合わせ先などがまとまっているため、一括で情報を把握できます。
検索サイトの情報は毎年度更新されますが、年度途中の制度変更には対応が遅れることもあります。気になる制度が見つかったら、自治体の窓口に直接確認するのがベストです。
方法2. 自治体のホームページで検索する
お住まいの市区町村のホームページにアクセスし、「リフォーム」「補助金」「住宅改修」「助成金」などのキーワードで検索してみましょう。
自治体のサイトは最新の情報が掲載されているため、検索サイトにまだ反映されていない新しい制度や、年度途中の変更を確認するのに最適です。
ホームページで見つけにくい場合は、「〇〇市 リフォーム 補助金」のように自治体名を入れてGoogle検索するのも効果的です。
方法3. 市区町村の窓口に直接相談する
確実な情報を得るには、市区町村の住宅課や建築課に直接電話や訪問で相談する方法が一番です。担当者から最新の制度内容、申請の受付状況、予算の残り具合などを確認できます。
相談の際は、以下の点を聞いておくとスムーズです。
- 現在利用可能な住宅リフォームの補助金制度はあるか
- 対象となる工事の種類と条件は何か
- 補助金額の上限はいくらか
- 予算の残りはあるか(先着順の場合は早めの申請が必要)
- 申請に必要な書類は何か
- 事前申請が必要か(工事着手前の申請が条件のケースが多い)
方法4. リフォーム会社に相談する
地元のリフォーム会社や工務店は、地域の補助金制度に詳しいケースが多いです。見積もりの相談をする際に「この地域で使える補助金はありますか?」と聞いてみてください。
補助金申請の代行や必要書類の準備をサポートしてくれるリフォーム会社もあるため、業者選びの際にこの点も確認しておくと便利です。
方法5. 国土交通省のリフォーム支援制度ページを確認する
国土交通省のリフォーム支援制度ページでは、国の制度だけでなく、自治体の支援制度へのリンクもまとめられています。国と自治体の制度を横断的に確認したいときに便利です。

自治体補助金を活用する際の注意点
自治体の補助金を利用するにあたって、押さえておきたい注意点があります。
予算には上限がある
多くの自治体の補助金は年度ごとに予算が決められており、先着順で受け付けが終了するケースがほとんどです。年度の早い段階(4月〜6月頃)に申請するのが理想的です。人気のある制度は数か月で予算に達することもあります。
事前申請が条件の制度が多い
ほとんどの自治体補助金は、工事に着手する前に申請を済ませることが条件です。工事を先に始めてしまうと、補助金の対象外になってしまうため注意してください。
地域内の業者利用が条件の場合がある
地域経済の活性化を目的とした補助金では、「市内・区内に事業所がある施工業者に依頼すること」が利用条件に含まれていることがあります。業者を選ぶ前に条件を確認しておきましょう。
年度ごとに制度内容が変わることがある
自治体の補助金は年度ごとに見直しが行われます。昨年あった制度が今年はなくなっていたり、逆に新設されたりすることもあるため、最新の情報を確認することが大切です。
インターネット上の情報は古いケースがあります。自治体のホームページや窓口で最新の情報を確認してから申請してください。
国の補助金制度との併用パターン
自治体の補助金は、国の補助金制度と併用できるケースが多いです。代表的な併用パターンを紹介します。
| 国の制度 | 自治体の制度(例) | 併用の可否 |
|---|---|---|
| みらいエコ住宅2026事業 | 省エネリフォーム補助金 | 同じ工事への重複は不可、別工事なら可能なケースあり |
| 先進的窓リノベ事業 | 断熱改修補助金 | 自治体によって異なる |
| 介護保険の住宅改修費 | バリアフリー改修補助金 | 併用可能なケースが多い |
| 耐震改修促進税制 | 耐震改修補助金 | 併用可能なケースが多い |
併用の可否は自治体ごとに異なるため、申請前に必ず自治体の窓口で確認してください。
自治体補助金の申請で失敗しないためのチェックリスト
自治体の補助金をスムーズに申請するために、事前に確認しておくべき項目をリストにまとめました。
- お住まいの自治体に住宅リフォームの補助金制度があるか確認した
- 補助金の予算が残っているか(先着順の場合は受付状況を確認)
- 対象となる工事の種類と条件を確認した
- 地域内の施工業者利用が条件に含まれていないか確認した
- 事前申請が必要かどうか確認した(ほとんどの制度で必要)
- 申請に必要な書類の一覧を入手した
- 国の補助金と併用できるか確認した
- 申請の締め切りを把握した
このチェックリストを使って、申請前に漏れがないか確認しておくと安心です。特に事前申請の要否と予算の残り状況は見落としやすいポイントなので注意してください。
自治体補助金の具体例
参考までに、自治体のリフォーム補助金にはどのようなものがあるのか、代表的なパターンを紹介します。
| 補助金の種類 | 対象工事の例 | 補助金額の目安 |
|---|---|---|
| 耐震改修補助金 | 耐震診断、耐震補強工事 | 診断:無料〜数万円、補強:数十万〜100万円 |
| 省エネリフォーム補助金 | 断熱改修、高効率給湯器導入 | 工事費の1/3〜1/2、上限20万〜50万円 |
| バリアフリー改修補助金 | 手すり設置、段差解消 | 工事費の1/2〜2/3、上限20万〜30万円 |
| 住宅リフォーム助成金 | 住宅全般のリフォーム | 工事費の10%〜20%、上限10万〜20万円 |
| 空き家改修補助金 | 空き家の改修・利活用 | 数十万〜100万円以上のケースも |
上記はあくまで一般的な傾向であり、実際の金額は自治体によって大きく異なります。お住まいの地域の制度は検索サイトや窓口で確認してください。
よくある質問(Q&A)
Q. 賃貸住宅に住んでいても自治体の補助金は使えますか?
A. 多くの自治体では持ち家の所有者を対象としていますが、一部の自治体では賃貸住宅のオーナーが利用できる制度もあります。入居者自身が利用できるケースは限定的です。
Q. 新築の場合も補助金の対象になりますか?
A. リフォーム補助金は既存住宅の改修が対象です。新築の場合は別の支援制度が用意されていることがあります。
Q. 確定申告で税金の控除も受けられますか?
A. 補助金を受けた場合でも、条件を満たせば所得税の控除や固定資産税の減額措置を併用できるケースがあります。詳しくは税務署や税理士に確認してください。
Q. 引っ越し先の自治体の制度を事前に調べたい場合は?
A. 転居前でも引っ越し先の自治体の補助金制度は調べられます。検索サイトや自治体のホームページを活用してください。
まとめ
自治体のリフォーム補助金は、国の制度と併用することでリフォーム費用をさらに抑えられる頼もしい制度です。調べるときは「住宅リフォーム推進協議会の検索サイト」を活用するのが最も効率的です。
ただし、自治体の制度は予算や条件が年度ごとに変わるため、気になる制度が見つかったら早めに窓口に確認することが大切です。事前申請が必要なケースがほとんどなので、工事を始める前に手続きを済ませておきましょう。
国の補助金制度についてはこちらの記事もあわせてご覧ください。


