リノベーションを検討しているけれど、「具体的にどんな仕上がりになるのかイメージが湧かない」と感じていませんか。雑誌やSNSで見かけるおしゃれなリノベーション事例は素敵だけれど、自分の予算や物件でも実現できるのか不安になる方は多いはずです。
リノベーションは、築古の物件でも驚くほどおしゃれで快適な住まいに生まれ変わらせることが可能です。大切なのは、自分の暮らし方に合ったデザインと機能を選ぶことです。
この記事では、テイスト別・場所別のリノベーション事例を具体的に紹介します。費用の目安や工夫のポイントも合わせて解説しているので、理想の住まいづくりの参考にしてください。

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テイスト別リノベーション事例
リノベーションのデザインは、大きく分けていくつかのテイストに分類できます。まずは人気のテイスト別に、どのような空間が実現できるのかを見ていきましょう。
ナチュラルテイスト|木の温もりを活かした空間
ナチュラルテイストは、無垢材のフローリングや木製の造作家具を中心に、自然素材を取り入れたデザインです。飽きが来にくく、幅広い年代に人気があります。
ナチュラルテイストの特徴は、オーク材やパイン材などの無垢フローリングに白い壁を合わせるシンプルな構成です。アクセントとして珪藻土の塗り壁を取り入れると、調湿効果も期待できます。
- 床材:オーク無垢フローリング(1㎡あたり8,000〜15,000円)
- 壁:珪藻土塗り壁 or 白いクロス
- 建具:木製ドア・木枠の室内窓
- 費用目安:70㎡のマンションで800万〜1,200万円
インダストリアルテイスト|無骨でかっこいい空間
コンクリートの躯体を見せたり、配管をあえてむき出しにしたりするインダストリアルテイストは、都会的でスタイリッシュな雰囲気を求める方に人気です。カフェやギャラリーのような空間を自宅に再現できます。
天井のコンクリートをむき出しにする「スケルトン天井」は、解体費は必要ですが仕上げの費用が不要になるため、コストダウンにもつながるのが意外なメリットです。ただし、断熱性や防音性が下がるため、最上階や角部屋では注意が必要です。
| インダストリアルテイストの要素 | 費用の目安 | 効果 |
|---|---|---|
| スケルトン天井(コンクリート見せ) | 天井仕上げ費が不要に | 天井高が上がり開放感が出る |
| むき出し配管(塗装仕上げ) | 塗装費 5万〜10万円 | 無骨な雰囲気を演出 |
| モルタル床 | 1㎡あたり5,000〜8,000円 | クールな印象に |
| アイアン素材の棚・手すり | 造作で10万〜30万円 | 空間のアクセントに |
北欧テイスト|明るく温かみのある空間
北欧テイストは、白を基調とした明るい空間に、木の温もりとカラフルなアクセントを取り入れるスタイルです。北欧家具との相性がよく、日本の住まいにも取り入れやすいのが特徴です。
北欧テイストのポイントは「白い壁+明るい色の木材+差し色」のバランスです。壁の一面だけをアクセントカラー(グレーやブルーグレーなど)にすると、シンプルながらも印象的な空間になります。タイルを部分的に使うのもおしゃれです。
和モダンテイスト|日本の伝統と現代デザインの融合
畳や障子、格子戸など日本の伝統的な要素を現代的なデザインに昇華させた和モダンテイストは、築古の戸建てリノベーションで特に人気があります。古い梁や柱をあえて見せることで、新築では出せない味わいのある空間が生まれます。
琉球畳を採用した小上がりスペースを設けると、リビングの中に和のくつろぎゾーンをつくることができます。費用は小上がり造作+琉球畳で30万〜50万円程度が目安です。

場所別リノベーション事例と費用目安
テイスト全体のイメージがつかめたら、次は場所別に具体的なリノベーション事例を見ていきましょう。各場所でどのような工事が可能で、どれくらいの費用がかかるのかを解説します。
LDK(リビング・ダイニング・キッチン)
LDKはリノベーションの中心となる場所です。最も人気が高いのは、壁を取り払って広い一体型LDKにする間取り変更です。たとえば3DKの間仕切りを撤去して20畳の広々としたLDKにした事例では、解体+内装で200万〜400万円程度の費用がかかります。
LDKリノベーションで満足度を大きく左右するのが「キッチンの配置」です。壁付けキッチンを対面式やアイランド型に変更する事例が増えていますが、配管の移設が必要になるため、50万〜150万円程度の追加費用が発生します。
キッチン
キッチンのリノベーションでは、設備の交換だけでなく「キッチン空間全体のデザイン」を考えることが大切です。造作キッチン(オーダーメイド)を選ぶ方も増えており、既製品にはない自分だけのキッチンが実現できます。
| キッチンの種類 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 既製品(スタンダード) | 50万〜80万円 | コスパ重視、種類が豊富 |
| 既製品(ハイグレード) | 120万〜250万円 | 高機能、デザイン性が高い |
| 造作キッチン | 150万〜300万円 | 完全オーダー、サイズ自由 |
| IKEAキッチン+造作 | 80万〜150万円 | コストと自由度のバランス |
浴室・洗面室
浴室は毎日使う場所だからこそ、快適さにこだわりたいスペースです。ユニットバスの交換だけでなく、在来工法で造作浴室をつくる事例もあります。造作浴室はタイル貼りやモルタル仕上げなど自由度が高い反面、防水工事が重要になるため、実績のある施工会社に依頼することが必須です。
洗面室はスペースが限られていますが、造作洗面台やタイル貼りの壁で個性を出しやすい場所です。既製品の洗面台を造作に変えるだけで、空間の印象ががらりと変わります。費用は造作洗面台で15万〜40万円程度が目安です。
玄関・廊下
玄関は「家の顔」です。玄関の土間を広げてシューズクロークを設けたり、モルタルやタイルで仕上げたりするリノベーションが人気です。自転車やベビーカーを収納できる広い土間をつくった事例では、土間拡張+収納造作で30万〜80万円程度の費用がかかります。
寝室・個室
寝室は安眠できる環境づくりが重要です。壁に吸音材を入れたり、窓を二重サッシにすることで防音性を高めたリノベーション事例があります。また、ウォークインクローゼットを新設して収納力を上げる工事も人気が高く、3畳程度のWICなら造作で30万〜60万円程度で設置できます。

予算別リノベーション事例
実際のリノベーション事例を予算帯別に紹介します。自分の予算でどの程度の工事ができるのか、イメージをつかんでください。
予算500万円の事例|水回り+内装リフレッシュ
築30年の70㎡マンションで、キッチン・浴室・トイレの水回り3点を交換し、LDKと廊下の壁紙・フローリングを張り替えた事例です。間取り変更は行わず、設備と内装の一新に集中したことで、予算内に収めることができています。水回りの設備はスタンダードグレードを選択し、床材にはリーズナブルな複合フローリングを採用しています。
予算800万円の事例|間取り変更+全面リニューアル
築25年の65㎡マンションで、3DKの間取りを2LDKに変更し、全面的にリニューアルした事例です。壁を取り払って広い16畳のLDKを実現し、キッチンは壁付けから対面式に変更しています。床材には無垢のオーク材を採用し、壁の一面にはアクセントクロスを使って、ナチュラルモダンなテイストに仕上げた好事例です。
予算1,200万円の事例|フルリノベーション
築35年の80㎡マンションをスケルトンにして完全に生まれ変わらせた事例です。配管もすべて交換し、間取りは従来の4DKから1LDK+書斎+WICという大胆な構成に変更。キッチンは造作のアイランドキッチンを採用し、天井はスケルトンでコンクリート見せにしています。インダストリアルとナチュラルをミックスしたスタイルで、まさに「自分だけの住まい」を実現しています。
リノベーション事例を探すときの情報源
リノベーションのイメージを固めるためには、できるだけ多くの事例を見ることが大切です。事例を探すのにおすすめの情報源を紹介します。
- リノベーション会社のウェブサイト(施工事例ページ)
- Pinterestで「リノベーション」「renovation」で検索
- InstagramでリノベーションのハッシュタグやRoomClipの投稿
- リノベーション専門メディアの事例記事
- ショールームやオープンハウスの見学
一般社団法人リノベーション協議会のサイトでは、全国のリノベーション事例や会社情報を検索できます。また、ホームプロのリフォーム事例では、費用付きの豊富な施工事例が掲載されており、予算の参考になります。
おしゃれなリノベーションを実現するためのコツ
事例を見て「こんな空間にしたい」というイメージが固まったら、実現するためのコツを押さえておきましょう。
テイストを統一する
あれもこれもと好きなものを詰め込みすぎると、まとまりのない空間になりがちです。メインのテイストを1つ決めて、それに合う素材や色を選んでいくと、統一感のあるおしゃれな空間になります。
照明にこだわる
照明計画はリノベーションの満足度を大きく左右する要素です。天井のシーリングライト1つだけでなく、ダウンライト、ペンダントライト、間接照明を組み合わせることで、空間に奥行きと雰囲気が生まれます。照明の変更は比較的低コスト(10万〜30万円程度)で大きな効果が得られるため、ぜひこだわりたいポイントです。
収納計画を先に考える
おしゃれな空間を維持するためには、適切な収納が不可欠です。「見せる収納」と「隠す収納」のバランスを設計段階から計画しておくと、生活感が出すぎない空間をつくることができます。
SNSで見かけるおしゃれな事例写真は、撮影用にスタイリングされていることがあります。実際の生活では家具や生活用品が加わるため、収納やメンテナンスのしやすさも考慮してデザインを決めることが大切です。

リノベーション事例に関するQ&A
Q. リノベーション事例と同じデザインを依頼できますか?
A. 気に入った事例の写真を持ち込んでリノベーション会社に見せることは可能ですし、むしろ推奨されています。ただし、物件の構造や広さによって全く同じには再現できないこともあります。イメージを共有した上で、自分の物件に合ったプランを提案してもらいましょう。
Q. おしゃれにするとメンテナンスが大変ですか?
A. 素材によってメンテナンスの手間は異なります。無垢フローリングは定期的なオイル塗布が必要ですし、モルタル床はひび割れが起きやすいです。デザイン性とメンテナンス性のバランスを考え、担当者に維持管理の方法を事前に確認しておきましょう。
Q. 狭い物件でもおしゃれにリノベーションできますか?
A. もちろん可能です。40㎡台のコンパクトな物件でも、間仕切りを減らしてワンルームに近い構成にしたり、造作家具で空間を有効活用したりすることで、広く感じるおしゃれな空間をつくることができます。
Q. リノベーション事例を見学できる場所はありますか?
A. リノベーション会社が定期的に開催する「オープンハウス」や「完成見学会」に参加すると、実際のリノベーション物件を見学できます。写真ではわからない素材の質感や空間の広がりを体感できるため、可能であれば参加をおすすめします。
SUVACO(スバコ)では、リノベーション事例の検索や専門家への無料相談が可能です。テイスト別・費用別に事例を探せるので、情報収集に活用してみてください。

