「ガスコンロの火がつきにくくなった」「グリルの汚れが落ちなくなってきた」そんな症状が出たら、ガスコンロの交換時期かもしれない。ガスコンロは毎日使うキッチンの要であり、古い機種を使い続けるのは安全面でもリスクがある。
この記事では、ガスコンロ交換にかかる費用の相場を、ビルトインタイプ・テーブルコンロ別にわかりやすく解説する。おすすめのメーカー・機種や、交換時に注意すべきポイントもまとめているので、これからガスコンロを新しくしたいと考えている方はぜひ参考にしてほしい。

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ガスコンロ交換のタイミング|目安は使用開始から8〜10年
ガスコンロの一般的な寿命は8〜10年程度とされている。以下のような症状が出たら、交換を検討するタイミングだ。
・点火しにくい、火がつかないことがある
・火力が弱くなった気がする
・炎の色がオレンジ色になる(不完全燃焼の兆候)
・異臭がする
・グリルの汚れがどうしても落ちない
・天板にヒビや割れがある
特に炎の色がオレンジ色になる場合は不完全燃焼の可能性があり、一酸化炭素中毒のリスクもあるため、早めの交換を検討しよう。
ガスコンロの種類|ビルトインとテーブルコンロの違い
ガスコンロには大きく分けて2つのタイプがある。
ビルトインガスコンロ
システムキッチンに組み込まれたタイプのガスコンロだ。天板とキッチンカウンターがフラットにつながるため、見た目がスッキリし、掃除もしやすい。交換には業者による工事が必要だが、耐久性が高く、機能面でも充実したモデルが多い。
テーブルコンロ(据置型)
キッチン台の上に置くタイプのガスコンロだ。ガス栓に接続するだけなので、自分で交換できるのが最大のメリット。価格もビルトインタイプに比べて手頃だ。ただし、コンロと台の間に隙間ができやすく、汚れがたまりやすいというデメリットがある。
ガスコンロ交換の費用相場
ガスコンロの交換費用は、コンロの種類とグレードによって大きく異なる。以下に目安をまとめた。
ビルトインガスコンロの交換費用(本体+工事費込み)
| グレード | 費用目安(税込・工事費込み) | 主な機種例 |
|---|---|---|
| スタンダード | 約5万〜12万円 | リンナイ「メタルトップ」など |
| ミドルクラス | 約12万〜18万円 | リンナイ「リッセ」、パロマ「ウィズナ」など |
| ハイグレード | 約18万〜35万円以上 | リンナイ「デリシア」、ノーリツ「プログレ」など |
実際の購入データによると、約8割の方が総額14万円未満で交換を完了しているというデータもあり、ミドルクラス以下を選ぶ方が多い傾向にある。
テーブルコンロの交換費用
テーブルコンロの場合は、本体価格のみで交換できる。
・スタンダード:約1万〜3万円
・中〜上位モデル:約3万〜6万円
・高機能モデル:約6万〜10万円
※設置工事費は不要(ガス栓への接続のみ)
工事費の内訳
ビルトインタイプの場合、工事費には以下の項目が含まれる。
・標準取付工事費:約1万〜2万円
・古いコンロの撤去・処分費:約3,000円〜5,000円
・ガス接続工事費:上記に含まれることが多い
作業時間は通常1〜2時間程度で完了する。朝依頼すれば、その日のうちに新しいコンロで調理ができるケースがほとんどだ。

おすすめメーカーと人気機種
ビルトインガスコンロの主要メーカーはリンナイ・ノーリツ・パロマの3社だ。それぞれの代表的な機種を紹介しよう。
リンナイ ── 機能性とデザインの両立
デリシア:リンナイのフラッグシップモデル。ザ・ココットを使った自動調理機能が充実しており、スマートフォンアプリとの連携で多彩なレシピに対応できる。天板にはイージークリーン加工が施されており、汚れが焦げ付きにくい。
リッセ:デリシアの機能をベースに、価格を抑えたミドルクラスモデル。天板のお手入れのしやすさはデリシアに匹敵し、見た目もスタイリッシュ。コスパを重視する方に人気が高い。
センス:シンプルな操作性と手頃な価格が特徴のスタンダードモデル。初めてビルトインコンロを交換する方にもおすすめだ。
ノーリツ ── 安全機能と清掃性に注力
プログレ:ノーリツのハイグレードモデル。マルチグリルでは焼く・蒸す・煮るなど多彩な調理が可能。安全機能も充実しており、全バーナーに温度センサーを搭載している。
オルシェ:清掃性を重視した中位モデル。フラットな天板設計で拭き掃除がラクに行える。
パロマ ── コスパ重視の充実ラインナップ
ブリリオ:パロマの上位モデル。ベーシックモデルと同じワイドグリルを採用しており、グリルオプション「ラ・クックグラン」も使える。価格と機能のバランスが良い。
リプラ:パロマのスタンダードモデルで、シンプルながら十分な機能を備えている。上位機種と同じグリルサイズなので、後からグリル用オプションを追加する楽しみもある。

ガスコンロを選ぶときのチェックポイント
天板の素材を選ぶ
ビルトインコンロの天板素材は、主に以下の4種類がある。
ガラストップ:汚れが落ちやすく、見た目も美しい。中〜上位モデルに多い。
ガラスコート:ガラストップに近い質感で、価格がやや手頃。
ホーロー:耐久性は高いが、衝撃でヒビが入ることがある。
ステンレス:業務用に近い雰囲気で、熱に強い。
掃除のしやすさを重視するなら「ガラストップ」がおすすめだ。油汚れがサッと拭き取れるため、毎日のお手入れがグッと楽になる。
グリル機能をチェック
最近のビルトインコンロは、グリルの進化がめざましい。「焼く」だけでなく「蒸す」「煮る」「パンを焼く」など、オーブンのように使えるマルチグリルを搭載したモデルも増えている。
グリルを日常的に活用したいなら、専用の調理容器(ダッチオーブン型など)が付属するモデルを選ぶと料理の幅が広がる。
安全機能の確認
・全バーナーに安全センサー(Siセンサー)搭載は法律で義務化されている
・消し忘れ消火機能
・焦げ付き消火機能
・鍋なし検知(鍋を外すと自動で弱火になる)
・チャイルドロック
現在販売されているガスコンロはすべてSiセンサーを搭載しているため、どのモデルを選んでも一定の安全性は確保されている。小さな子どもや高齢者がいる家庭では、チャイルドロック付きのモデルを選ぶとより安心だ。
ガスコンロ交換の依頼先と費用を抑えるコツ
ガスコンロの交換は、以下のような業者に依頼できる。
・ガス会社(東京ガス、大阪ガスなど)
・リフォーム会社
・ネット専門の交換業者(「交換できるくん」「生活堂」など)
・家電量販店
ネット系の交換業者はメーカー希望小売価格から大幅に値引きしているケースが多く、同じ機種でも総額で数万円の差が出ることがある。複数の業者から見積もりを取って比較するのがおすすめだ。
ガスコンロ交換に関するQ&A
Q. ビルトインコンロの交換は自分でできる?
ガス接続を伴う工事は、資格を持った専門業者が行う必要がある。自分で行うのは法律上もNGなので、業者に依頼しよう。テーブルコンロの場合は、ガス栓への接続のみなので自分で交換可能だ。
Q. ガスコンロからIHに変更することはできる?
可能だが、200V電源の引き込み工事やキッチン台の加工が必要になる場合がある。費用は追加で5万〜15万円程度かかるケースが多い。使える鍋の種類が限られる点も考慮しておこう。
Q. 幅60cmと75cm、どちらを選べばいい?
ビルトインコンロの天板幅は60cmと75cmが主流だ。キッチンのスペースに余裕があるなら75cmがおすすめ。鍋を並べたときにゆとりがあり、調理がしやすくなる。ただし、コンロ横の作業スペースが狭くなる点には注意が必要だ。
Q. 都市ガスとプロパンガスで機種は変わる?
ガスコンロには「都市ガス用(12A/13A)」と「LPガス(プロパン)用」の2種類がある。ガスの種類を間違えると使用できないため、購入時に必ず自宅のガス種を確認しよう。同じ機種でもガス種ごとに型番が異なるので、見積もり時に伝えておくとスムーズだ。
Q. ガスコンロの交換にかかる時間はどのくらい?
ビルトインコンロの交換工事は、標準的な条件であれば1〜2時間程度で完了する。朝に工事を依頼すれば、お昼には新しいコンロで調理ができるケースがほとんどだ。ただし、ガスの種類変更や配管の延長が必要な場合は追加の時間がかかることもある。
Q. ガスコンロの掃除がラクなモデルはどれ?
掃除のしやすさで選ぶなら、ガラストップ天板を採用したモデルがおすすめだ。特にリンナイの「イージークリーン加工」は、バーナー周りの温度を上げすぎないことで煮こぼれの焦げ付きを防ぐ設計になっている。グリルも「水なし両面焼き」タイプを選べば、お手入れの手間がさらに減る。
Q. マンションでもビルトインコンロの交換はできる?
マンションでもビルトインコンロの交換は可能だ。既存のコンロと同じサイズ・同じガス種のモデルであれば、管理組合への届け出のみで交換できるケースが多い。ただし、ガスからIHへの変更など、電気工事を伴う場合は管理組合の許可が必要になることがあるため、事前に確認しておこう。

まとめ
ガスコンロの交換費用は、ビルトインタイプで工事費込み約5万〜35万円、テーブルコンロで約1万〜10万円が相場だ。スタンダードモデルなら手頃な価格で交換でき、約8割の方が14万円以下で工事を完了している。
メーカーはリンナイ・ノーリツ・パロマの3社が主力で、機能性ならリンナイのデリシアやリッセ、安全性ならノーリツのプログレ、コスパならパロマのリプラがそれぞれおすすめだ。
ガスコンロの交換時期は使用開始から8〜10年が目安。火がつきにくい、炎の色がおかしいなどの症状が出たら、安全のためにも早めに交換を検討しよう。
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