リフォーム後の確定申告、「面倒そう…」と思って後回しにしていませんか。実は、確定申告をするだけで数万円〜数十万円の税金が戻ってくることがあります。
確定申告は半日あれば終わる手続きなのに、その見返りは数万円〜数十万円です。やらない理由はないくらいお得な手続きなので、ぜひこの記事を参考に挑戦してみてください。
この記事では、確定申告が必要なケース、必要書類のチェックリスト、具体的な手順、そしてよくある疑問まで、一つひとつ丁寧に解説していきます。

確定申告が必要なケース
住宅ローン控除を受ける場合
10年以上のリフォームローンを組んで、工事費100万円超のリフォームをした場合が対象です。会社員でも初年度は確定申告が必要で、2年目以降は年末調整で対応できます。初年度だけ頑張れば、あとは自動的に控除が続きます。
投資型減税を受ける場合
ローンなしの自己資金リフォームでも、省エネ・バリアフリー・耐震リフォームなら投資型減税が使えます。こちらも確定申告が必要です。ローンを組んでいなくても対象になるので、見落とさないようにしましょう。
必要書類チェックリスト
共通で必要な書類
- 確定申告書(国税庁サイトで作成可能)
- マイナンバーカードまたは通知カード+本人確認書類
- 登記事項証明書(法務局で取得)
- 増改築等工事証明書(リフォーム業者または建築士が発行)
- 工事請負契約書の写し
- リフォーム費用の領収書
ローン控除の場合に追加で必要な書類
年末残高証明書が必要です。これは金融機関から自動的に送られてきます。住民票の写しも必要ですが、マイナンバーカードがあれば不要な場合もあります。
投資型減税の場合に追加で必要な書類
工事内容に応じた証明書類が必要です。省エネリフォームなら省エネ基準適合証明書、耐震リフォームなら耐震基準適合証明書などを準備しましょう。

確定申告の手順(ステップバイステップ)
ステップ1:書類を集める
まずは必要書類を揃えるところからスタートです。増改築等工事証明書はリフォーム業者に発行を依頼します。登記事項証明書は法務局の窓口またはオンラインで取得できます。特に増改築等工事証明書は発行に1〜2週間かかることがあるので、早めに動いておくのがポイントです。
ステップ2:確定申告書を作成する
国税庁の確定申告書等作成コーナーを使うのが一番簡単です。画面の案内に従って入力していけば、自動的に控除額が計算されます。「住宅借入金等特別控除」の項目を選択して、必要事項を入力していきましょう。
入力に必要な情報は、ローンの年末残高、工事費用の総額、床面積などです。書類を手元に用意しておけば、スムーズに入力できます。
ステップ3:提出する
提出方法は3つあります。
| 提出方法 | メリット | 必要なもの |
|---|---|---|
| e-Tax(オンライン) | 自宅から完結、還付が早い | マイナンバーカード |
| 税務署に持参 | その場で確認してもらえる | 書類一式 |
| 郵送 | 税務署に行かなくていい | 書類一式+返信用封筒 |
マイナンバーカードがあればe-Taxが一番楽です。2月16日〜3月15日の申告期間内に提出しましょう。還付申告なら1月1日から提出できるので、早めに出すと早く還付されます。
ステップ4:還付金を受け取る
申告後1〜2ヶ月で指定口座に振り込まれます。e-Taxなら3週間くらいで振り込まれることもあります。口座情報の入力ミスがないように、確認してから提出しましょう。

確定申告を忘れないためのタイムライン
リフォーム完了時にやること
増改築等工事証明書の発行を依頼しましょう。領収書・契約書はファイルにまとめて保管しておきます。この時点で書類を整理しておくと、確定申告のときに慌てなくて済みます。
12月にやること
金融機関から年末残高証明書が届きます。届いたらすぐにリフォーム関係の書類と一緒に保管しましょう。届かない場合は金融機関に問い合わせてください。
1月にやること
登記事項証明書を取得します。確定申告書の作成を開始しましょう。還付申告は1月1日から提出できるので、早めに準備して早めに提出するのがおすすめです。
2月〜3月15日
確定申告書を提出します。早めに出すほうが還付も早くなります。国土交通省のサイトにもリフォーム減税の詳しい情報が掲載されているので、併せてチェックしてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. リフォームしたのが何年も前ですが、今から申告できますか?
A. 還付申告は5年間遡ることができます。過去のリフォームでも確定申告をしていなければ、今からでも間に合う可能性があります。税務署に確認してみてください。
Q. 会社員の2年目以降はどうすればいいですか?
A. 初年度の確定申告が受理されると、翌年から「住宅借入金等特別控除申告書」が税務署から届きます。それを年末調整の時に会社に提出すればOKです。毎年の確定申告は不要です。
Q. 増改築等工事証明書がもらえない場合はどうすればいいですか?
A. リフォーム業者が対応してくれない場合は、建築士事務所に登録している建築士に依頼できます。費用は数万円かかりますが、控除額を考えれば十分元が取れます。
Q. 自分では難しい場合はどうすればいいですか?
A. 税理士に依頼すると1〜3万円くらいかかりますが、確実に申告してもらえます。控除額が大きい場合は税理士費用を差し引いてもお得です。日本税理士会連合会のサイトで税理士を探すことができます。
Q. リフォーム内容によって必要な書類が変わりますか?
A. はい、省エネリフォームなら省エネ基準適合証明書、耐震リフォームなら耐震基準適合証明書など、工事の種類によって追加の証明書類が必要です。リフォーム業者に事前に確認しておきましょう。
まとめ:確定申告は「やるだけでお金が戻る」手続き
- 住宅ローン控除は初年度のみ確定申告が必要(2年目以降は年末調整)
- 投資型減税はローンなしでも使える
- 増改築等工事証明書は早めに発行を依頼する
- e-Taxなら自宅から申告でき、還付も早い
- 還付申告は5年間遡ることが可能
- 不安なら税務署の無料相談窓口を利用しよう
確定申告の期限は毎年3月15日です。期限を過ぎると加算税がかかる場合があるため、余裕を持って準備を進めましょう。ただし、還付申告の場合は5年以内であれば期限後でも申告可能です。
リフォーム後の確定申告は、書類を揃えて国税庁のサイトで入力するだけの手続きです。半日あれば終わりますし、その見返りは数万円〜数十万円になります。リフォームをしたら、忘れずに確定申告をして、しっかり税金を取り戻しましょう。


