お風呂のリフォームを考えたとき、まず気になるのが「いくらかかるの?」という費用の問題ではないでしょうか。ネットで調べると50万円〜150万円と幅が広くて、結局いくら用意すればいいのか分かりにくいですよね。
お風呂リフォームの費用は「工事内容」によって大きく変わります。ユニットバスの交換だけなら50万〜100万円、在来浴室からユニットバスへの変更なら65万〜150万円が目安です。
この記事では、工事内容別・グレード別にお風呂リフォームの費用相場を整理しました。「自分のケースだとだいたいこのくらい」というイメージがつかめるように解説していきます。

お風呂リフォームの費用相場一覧
まずは全体像を把握しましょう。お風呂リフォームの主な工事パターンと費用相場をまとめました。
| 工事内容 | 費用相場 | 工期目安 |
|---|---|---|
| ユニットバス→ユニットバス交換 | 50万〜100万円 | 2〜4日 |
| 在来浴室→ユニットバス | 65万〜150万円 | 4〜7日 |
| 在来浴室のリフォーム(部分改修) | 20万〜80万円 | 1〜5日 |
| 浴室の拡張を伴うリフォーム | 80万〜200万円 | 5〜10日 |
| バリアフリー改修 | 20万〜70万円 | 2〜5日 |
最も多いパターンは「古いユニットバスを新しいユニットバスに交換する」工事で、費用は50万〜100万円が相場です。在来浴室(タイル張りのお風呂)からユニットバスに変更する場合は、解体や下地処理の手間が増えるぶん、費用が高くなります。
ユニットバスのグレード別費用
ユニットバスの本体価格はグレードによって大きく異なります。工事費とは別に、ユニットバスそのものの費用を把握しておきましょう。
| グレード | 本体価格(定価) | 実売価格の目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ローグレード | 60万〜80万円 | 30万〜50万円 | 基本機能のみ、シンプルなデザイン |
| ミドルグレード | 80万〜120万円 | 50万〜80万円 | 断熱浴槽、浴室暖房など人気機能あり |
| ハイグレード | 120万〜200万円 | 80万〜140万円 | 高級素材、多機能シャワー、照明演出 |
ユニットバスの定価と実売価格には大きな開きがあり、リフォーム会社を通すと定価の40〜60%引きで購入できるケースが一般的です。カタログに載っている金額がそのまま支払額になるわけではないので、見積もりで確認しましょう。

費用を左右するポイント
浴室のサイズ
浴室のサイズによって使えるユニットバスの種類が変わり、費用も異なります。一般的なマンション用は1216サイズ(0.75坪)や1616サイズ(1坪)、戸建て用は1616サイズ(1坪)や1624サイズ(1.25坪)が標準です。サイズが大きくなるほど本体価格は上がります。
オプション機能
追加するオプションによって費用が積み上がります。人気のオプションとその費用目安をまとめました。
| オプション | 追加費用の目安 |
|---|---|
| 浴室暖房乾燥機 | 7万〜15万円 |
| 追い焚き機能 | 3万〜8万円 |
| 断熱浴槽 | 2万〜5万円 |
| ミストサウナ | 15万〜30万円 |
| 多機能シャワーヘッド | 1万〜5万円 |
| 手すり設置 | 1万〜3万円 |
| 浴室テレビ | 5万〜15万円 |
浴室暖房乾燥機と断熱浴槽はコスパが良く、多くの方が採用しているオプションです。特にヒートショック対策として浴室暖房は年配の方がいるご家庭では強くおすすめします。
配管・電気工事の有無
既存の配管の位置を変更する場合や、電気配線の追加が必要な場合は、追加費用が発生します。特に在来浴室からユニットバスへの変更では、配管工事が必要になるケースが多いです。
解体・廃材処分費
古い浴室の解体費用と廃材の処分費用も見積もりに含まれます。在来浴室のタイルやコンクリートの解体は手間がかかるため、ユニットバスの解体よりも費用が高くなります。

戸建てとマンションで費用は違う?
| 比較項目 | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
| ユニットバス交換の相場 | 60万〜120万円 | 50万〜100万円 |
| サイズの選択肢 | 広い(拡張も可能) | 制限あり(配管スペースの制約) |
| 搬入の手間 | 比較的容易 | エレベーターや共用部の養生が必要 |
| 管理組合への届出 | 不要 | 必要(工事申請書の提出) |
戸建てのほうがやや高めになる傾向がありますが、これはサイズが大きいケースが多いためです。マンションは管理規約で工事時間や工事内容に制限があることがあるので、事前に管理組合に確認しましょう。
お風呂リフォームの費用を抑える方法
- 相見積もりを最低3社から取る(同じ条件で比較)
- ユニットバスのグレードを1つ下げて検討してみる
- オプションは「本当に必要なもの」に絞る
- 水回りセットリフォーム(浴室+洗面+トイレ)で割引交渉
- 自治体の補助金・助成金を確認する
- リフォーム会社の決算期やキャンペーン時期を狙う
相見積もりは費用を抑える最も効果的な方法です。同じメーカー・同じグレードのユニットバスでも、リフォーム会社によって10万〜30万円の差がつくことは珍しくありません。ホームプロやリショップナビなどの一括見積もりサイトを活用すると、手軽に複数社の見積もりを比較できます。
補助金・助成金を活用しよう
お風呂リフォームでは、条件を満たせば国や自治体の補助金を受けられる場合があります。
| 補助金制度 | 対象工事 | 補助額の目安 |
|---|---|---|
| 子育てエコホーム支援事業 | 断熱改修、省エネ設備 | 最大30万円 |
| 長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 性能向上リフォーム | 最大100万円 |
| 介護保険の住宅改修 | バリアフリー工事 | 最大18万円(自己負担1〜3割) |
| 各自治体の独自補助金 | 地域により異なる | 5万〜30万円程度 |
補助金は予算が決まっているため、申請期間内でも上限に達すると終了します。リフォーム会社に「使える補助金はあるか?」と最初に確認しておくのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)
Q. お風呂リフォームの費用を一番安く抑えるには?
A. 最も効果的なのは相見積もりです。3社以上から見積もりを取り、同じ条件で比較しましょう。また、ユニットバスのグレードを1段階下げるだけで10万〜20万円の差が出ることもあります。
Q. リフォームローンは使えますか?
A. はい。多くのリフォーム会社が提携ローンを用意しています。無担保で借りられるリフォームローンなら、金利1.5〜4%程度で月々の分割払いが可能です。
Q. 工事中はお風呂に入れませんか?
A. 工事期間中(2〜7日)はお風呂が使えません。近くの銭湯やスーパー銭湯を利用するか、親族の家のお風呂を借りる方が多いです。リフォーム会社によっては、入浴施設の割引券をくれるところもあります。
Q. 在来浴室からユニットバスに変えるメリットは?
A. 断熱性の向上、掃除のしやすさ、防水性能の向上が主なメリットです。在来浴室は経年でタイルのひび割れや目地の劣化から水漏れのリスクがありますが、ユニットバスなら防水パンで構造体を守れます。
Q. どのメーカーのユニットバスがコスパ良い?
A. コスパで選ぶならLIXILやタカラスタンダードが人気です。LIXILはラインナップが豊富で値引率が高い傾向にあり、タカラスタンダードはエントリーモデルの価格が低めです。
Q. 浴室暖房乾燥機は後付けできますか?
A. 可能です。天井に取り付けるタイプなら、ユニットバスの交換時に同時施工するのが最もスムーズで費用も抑えられます。後付けの場合は電気工事が別途必要になります。
Q. お風呂リフォームのベストなタイミングは?
A. ユニットバスの寿命は15〜20年が目安です。パッキンの劣化、カビが取れにくくなった、排水の流れが悪い、浴槽の変色などのサインが出たらリフォームを検討する時期です。
まとめ:お風呂リフォームの費用は工事内容とグレードで決まる
- ユニットバス交換は50万〜100万円、在来浴室→ユニットバスは65万〜150万円が相場
- ユニットバスの実売価格は定価の40〜60%引きが一般的
- 浴室暖房と断熱浴槽はコスパの良いオプション
- 相見積もりで10万〜30万円の差がつくことも
- 補助金の活用で費用をさらに抑えられる可能性がある
極端に安い見積もりには注意してください。手抜き工事や追加費用の発生など、トラブルの原因になることがあります。価格だけでなく、施工実績やアフターサービスも含めて業者を選びましょう。
お風呂リフォームは高額な買い物ですが、毎日使う場所だからこそ快適さへの投資と考えることもできます。まずは相見積もりで費用感をつかみ、ショールームで実物を確認するところから始めてみてください。


